婚活予備校「魔女のサバト」の黒魔女・川崎貴子さんと恋愛コンサルタントの菊乃さんに、「婚活に効く見た目アップのコツ」をテーマに対談していただきました。全４回。
※対談は、2024年6月に行いました
ポイントは首から上。ちょっと意識するだけで、婚活が劇的に変わる
菊乃 今時の婚活って以前にもまして「写真」が大事なんですよ。例えば、同じ人でもメイクや髪型をちょっと今風に直して撮り直すと、印象がガラリと変わったりします。
川崎 確かに。いやぁ、露骨だなぁ。
菊乃 怖いのは、一昔前のファッションやメイク、ヘアスタイルの写真で、客観的に見ると「ちょっと芋っぽいな」と思っても、多分、誰も指摘してくれないってこと。
川崎 そうですよね。少なくとも、ちゃんとはしているわけですから。
菊乃 そうなんです、ちゃんとしているし、決してブスってわけでもない。その写真しか知らなかったら、可愛いって思ってくれる人はいるとは思うんです。
川崎 ただ、お母さんっぽさは否めないw それもいいお母さん。優しそうな。
菊乃 余談ですが、髪を巻きすぎちゃうスタジオとか結構あるんですけど、巻くっていうのも、お母さん感やちょっと古さが出やすいですよね。
川崎 わかります。それでいうと、アイメイクとかも時代で全然違いますよね。
菊乃 全然違いますね。
男性は、プロフ写真しか見ていない！？
川崎 見た目、特に写真で思い出したんですけど、私たちと一緒にやっているトイアンナというもう一人の非常勤魔女が「びっくりするぐらい男の人たちはプロフィールを読んでいない」って言っていたな、と。
菊乃 そうだと思います！
川崎 じゃあ、何を見ているかというと、写真と年齢。特に写真だそうで、写真を見て「いいね」を押すか、押さないかっていうのを決めているらしいんです。
菊乃 私も、まずは写真だと思いますよ。だから、ズバリ言うと、今は顔を完成させないといけないかなって思います。
川崎 写真という第一段階を突破しない限り、いくら相性がピッタリだったとしても、ご縁がつながらないということですよね。それで先ほどの写真を見たら、そりゃ右の写真の方に「いいね」押しますよね。男性の気持ち、わかる気がしましたw
菊乃 はい
川崎 女性から見ても、メイクや髪型で印象がガラリと変わるなって感じるくらいですから、より視覚中心に相手を決める傾向がある男性たちにとっては、そりゃ写真、大事ですよね。相談所の人に言われたから、過去に褒められたからと、ひと昔前のファッションやメイク・ヘアスタイルにしたことで、菊乃さんが指摘する「芋っぽい」印象になっちゃうのは、めちゃめちゃもったいない話ですよね。
菊乃 もったいないですよね。特にマッチングアプリは外見で差がつきやすいところがあるので。
婚活ファッションのいい塩梅とは？
川崎 相談者のファッションやメイク、ヘアスタイルを変えた方がいいと思った時、どんなふうにご指導されるんですか？
菊乃 私は結構、「芋っぽいよ」ってストレートに言ってしまうことが多いかなw
ただ、結婚相談だと、そういうことは言わないですよね。
川崎 あははは。むしろ、花柄ワンピにピンクのカーディガンとか勧めそうw
菊乃 ですねw
川崎 ちょっと前なら、始めて会う場所も「ちゃんとしたところで」っていうのが主流でしたけど、今は、ホテルのラウンジでファーストデートをするってケースも少ないですし。だったら、ファッションも自分らしいというか、今っぽいというか、そういう格好をされた方がいいですよね。
菊乃 その通りです。
川崎 実は以前、キャリア女性のための婚活サイト「キャリ婚」をリリースした際、男性の登録希望者の面接を何百人もしたことがあります。その際、好みのファッションについてもヒアリングしたんです。。
菊乃 男性の多くは、どんなファッションがお好みだったんですか？
川崎 それが、９割９部ぐらいが「似合ってればいい」って言うんですよ。
菊乃 予想通りの回答w
川崎 要は、見てないってことなんですよね、女性のファッションを。
菊乃 結局、顔しか見てないw
川崎 せいぜい、なんか垢抜けているなぁとか、似合っているなぁくらいしか見てない。これが女性同士だったら、流行りのコーデかどうとか、スカートの丈がどうとか、可愛いネイルだなとか、目がいくし、わかるじゃないですか！ でも、男性陣は、呆れるほど見てない。単に似合っていて可愛くて、素敵なら基本、O K。
菊乃 本当にファッションとか無頓着ですよね。
川崎 そのくせ、流行遅れだったり、お母さん感が醸し出されていたら、萎える。結果、一段階の突破ができないわけですよね。
次回【川崎貴子×菊乃③】は、今時の婚活ヘアメイクについてをお届け。７月１７日（水）頃の掲載予定です。お楽しみに！
今回の対談ゲスト 菊乃さんのプロフィール
菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニストとして活躍。2011年に恋愛相談業で独立し、これまでに受けた恋愛相談は1000件以上。提供する恋愛コーチングは「具体的でわかりやすい」と好評を得ている。大手結婚相談所、行政などで婚活セミナー講師を担当し、『東洋経済オンライン』『女子SPA！』でも婚活コラムを掲載。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」（すばる舎）ほか、恋愛に関する本も計5冊執筆している。
今回の対談を主催した 魔女のサバト 川崎貴子のプロフィール
リントス代表。25歳のときに、働く女性のための人材コンサルティング会社を設立。
以来、一貫して「働く女性の成功・成長・幸せをサポート」する仕事に携わり、人材紹介事業や教育事業、女性活躍支援コンサルティング事業などを展開。
現在は、リントス代表、ベランダ株式会社取締役。著書に『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる』など。2児の母。
