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結婚したいかわからないけど信頼できるパートナーは欲しい。それなら「成婚」を目指すのが断然タイパがいい

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働く女性のための婚活予備校「魔女のサバト」は10周年。金融機関との共同開発で生年月日から持って生まれた素質を診断できる「統計心理学i-color」を使って、「本当の好みのタイプ」に目覚める魔法をかける白魔女が、理想のパートナーと出会い結婚した卒業生をインタビューするコーナーです。

卒業生Yちゃん

i-colorバイオレット。コロナ禍直前に「魔女のサバト」へ参加。メーカー勤務の30代後半。

白魔女

i-colorバイオレットは情報と人脈を操る人。いつも誰かのために動いているので、プライベートでは自分を労ってくれるパートナーが◎

i-colorとは、主に金融機関との共同研究で開発された、生年月日からその人の持つ価値観や成功パターンを診断できるアセスメントツール。i-colorとはidentity color の略。その人が持つ特色のことで、12タイプあります。大手企業の人事やマーケティングにも利用されているんですよ。
i-colorをもっと知りたい方はこちらから>>

目次

「結婚」を抜きにしても、パートナーシップを築くための課題は結局同じ!?

白魔女(以下、白):婚活予備校の「魔女のサバト」に参加したのはいつ頃でしたっけ?

Yちゃん(以下、Y):ちょうどコロナ禍に入る直前の2020年1月ごろだったと思います。さあ婚活頑張ろう! と思った矢先にコロナ禍になってしまって、どうしよう…という感じだったんですけど、今思えば、タイミング的に良かったと思ってます。

白:どんなところが良かったんですか?

Y:自分で婚活していたら、活動するかどうか迷ったと思うんですよ。でも、黒魔女(川崎貴子)が「こんな大変な状況でも、活動を止めてはいけない。コロナ禍だからと何もせず、何年も経ってしまう方がリスク。」とサバトの講義でお話されていて、ハッとしました。冷静に考えたらそのとおりだな、と。

講義以外でも「魔女のサバト」のオンライングループで、婚活のことはもちろん、仕事や趣味のことなどもメンバーと気楽に話せて、不安や孤独感の強い時期にそうした場があったことは本当に心強かったです。

白:魔女のサバトはどのように知りましたか?

Y:私、恋バナ収集ユニットの桃山商事さんが好きで。たまたま川崎貴子さんとの対談イベントの記事を読んで「魔女のサバト」の存在を知りました。でも…

白:でも?

Y:正直、めっちゃ怪しいって思ったんですよ。名前からして「魔女のサバト」だし。

白:それ、よく言われます(笑)。それでも入会したのはなぜですか?

Y:「魔女のサバト」の存在を知ってから入会するまで、実は1年半かかっているんです。対談イベントの記事を読んでから、川崎さんの他の記事も読むようになって。とても共感できる内容が多くて、川崎さんの人となりが何となくわかってきて、次第に怪しさは無くなっていきました。

白:良かった(笑)。

Y:1番のきっかけは、「結婚しよう」と思えたことです。実は30歳くらいで結婚相談所に入ったことがあったんですけど、相談所が求める結婚観に違和感があって辛くなってやめたんです。その後、数年は仕事に趣味にと自分の時間は充実していたんですけど、やっぱり信頼できる誰かといたいと思うようになりました。

白:それで婚活を再開したの?

Y:いや、まだです(笑)。結婚についてはやっぱり縛られる感じがしてモヤモヤするので、結婚抜きでパートナーを見つける活動をすることにしました。

白:どうでしたか?

Y:何人かと出会いましたが、「この人と同棲するとしたらどこに住むことになるんだろう?」とか、「二人で生活するための収入はどのくらいあればいいんだろう?」など、結婚してもしなくても、結局ぶつかる課題は同じだと思い当たりました。

あと、覚悟というか、「結婚」抜きにして、自立した男女が深い関係を築いていくのって難しいなと実感したこともあって。

信頼できるパートナーシップを築くのって、実は「結婚」という軸があった方がスムーズなのかもしれない、と見方が変わりました。そこから本格的に成婚を目指そうと思って「魔女のサバト」に入会しました。

男性に求める年収を600万円以上から500万円以上に変更。自分の理想をリアルに描けたことで婚活が有利に

白:「魔女のサバト」のプログラムで特に役に立ったと思うものは何ですか?

Y:入会してすぐに受講した「お金から考える結婚」のワークショップです。それまでは相手の年収は高いに越したことはない、くらいに思っていました。そのワークショップでは、ファイナンシャルプランナーが、「都内に住む30代の共働き夫婦で子どもが二人」みたいな架空の家族がライフイベントごとにどのくらいお金がかかるのかをシミュレーションしてくれて、参加者は自分の理想の生活と照らし合わせていくんです。

私は都内よりも郊外がいいな、とか、海外旅行に毎年行かなくても大丈夫だな、とか、自分の理想のイメージとロールモデルを比較しながら世帯年収のイメージをつかみつつ、そこに自分の仕事、キャリアを照らし合わせることで、思ったよりも相手に高い収入を求めなくてもいいんだと気づけました「年収は高ければ高いほどいい」という競争率の激しい層から、ライバルが少ない層へシフトできたことは大きかったと思います

白:もしよかったら、具体的に金額とか教えてもらえますか?

Y:はい。以前は相手の年収の条件を600万円以上にしていましたが、ワークショップ後は400万円以上に変更しました。私の年収が400万円台、世帯年収800万円あればいいと思えたので。

白:すごいリアル! 実際に400万円台の男性とは会いましたか?

Y:何人かデートしました。ただ、ちょっと気になることが出てきて…。

白:どんなこと?

Y: あくまで個人的な見解ですが。30代後半〜40代男性に対して、年収400万円程度の給与設定の会社って、福利厚生が整っていなかったり残業が多過ぎたりと、ちょっと余裕のないところが多いのかなと。

それに関連しているのか、男性自身も仕事に対するモチベーションが低かったり、会社を蔑んだりするような発言が目立った気がします。もちろん非営利団体職員やフリーランスだったらまた違うでしょうし、年収と仕事への意欲の関係については、一概には言えませんが…。要は、自分が納得して仕事に向き合っているかが、私にとって大事だったんですよね。

白:なるほど。

Y:私、「魔女のサバト」のワークで理想の男性の条件を3つに絞る「3つのYES」の中に「自分の仕事に意欲的に取り組んでいる人」という条件が入っていて。やっぱり仕事への満足度の高い人がいいなと思ったんです。

金額的には400万円台でよかったんですけど、仕事に健全に向き合えているかも踏まえて、あえて500万円に引き上げました

白:これはとても参考になる話だね。

もっとも結婚向きの男性は「結婚したい」と思っている男性である

白:本格的に婚活をスタートさせて、夫になる彼と出会えるまでの軌跡をおさらいしてもらえますか?

Y:まずブライダルネットで出会ったのがオリーブ君(魔女のサバトではi-colorが呼称になることが多い)でした。

でも、付き合って早々にLINEの頻度が少ないとか内容がそっけないとかで文句を言われて。また、交際当初に「これからデート代は割り勘にしよう」と提案したんですけど「その気持ちだけで嬉しいから、別にいいよ」と言われたので、デートの際はお金ではなくちょっとしたお土産とか用意するようにしてたんです。けど、どうも様子が変なので理由を聞いたら、お金の不満をグチグチ言われました。本音では、自分が何も言わずとも私がサッと出す、とかしてほしかったみたいです。

白:i-colorオリーブの持つ「カッコつけ」の質が極まったタイプだったみたいだね

Y:3つのYESの中にある「気軽に会話のラリーが続けられる人」というこだわりに気づく経験の一つだったと思います。私はLINEは「おはよう」とか「おやすみ」で満足できるし、お金の話はお互い遠慮せずハッキリしたいタイプ。本音を察しなくてはいけないのは辛いなと思いお別れしました。

白:次はオレンジ君だったっけ。

Y:はい。ペアーズエンゲージ(2022年9月15日サービス終了)で出会いました。当時、「1年以内に結婚」と謳っていたサービスだったので、結婚に対する意欲は同じくらいかなと思っていました。付き合って半年くらいで同棲もしたのですが、いざ同棲を始めてすぐに、彼から「最低1年は生活してみないと結婚は決められないし、その先に結婚するかどうかもわからない」と言われてしまって。

このまま同棲を続けたいのかを考えた時に、私にとって譲れないこだわりに気づきました。彼は無口なタイプだったので、雑談的な会話があまりなかったんですよね。さらにフルリモートで勤務時間が不規則な仕事だったので、家にいても仕事なのかプライベートの時間帯なのかがわからず、私からも話しかけづらかった。

それで思い出したのは、私の両親のことです。食卓では会話が途切れたことがありませんでしたが、夫婦で商売をしていたので、話題の大半は仕事の話。両親がちょっとした口論になることもあったので、無意識に「無口な男性」を選んでいたのかもしれないですね。でも、実際に同棲してみたら、自分にとって雑談がどれだけ安心感につながっていたのか身に染みました。

白:i-colorオレンジは自分の納得を大事にしたいタイプ。正直すぎる告白にショックを受けたとは思うけど、Yちゃんの本質に気づけるいいきっかけをもらったよね。

Y:オレンジ君との同棲を解消して、もうアプリはやめて、知人がやっている結婚相談所へ入りました。そこで2人と真剣交際になったんですが、オレンジ君同様、私と男性側の結婚への意識がかみ合わなくて。

そんな矢先に出会ったのが夫になるバイオレット君です。彼は不定休の仕事なので、休日が合うか最初は不安でしたが、初回デートから三日後に2回目デート、さらにその三日後に3回目デート、とトントンと進みました。

白:確か「不定休の方とのお休みの合わせ方」について「魔女のサバト」のコミュニティに投稿してたよね。みんなからのコメントも参考になるものばかりでよく覚えてる。

Y:ペースが早すぎるのでは…と仲人さんから伝えてもらったら、「真剣に結婚を考えていて、ダラダラ活動するつもりはないから」だと言われました

白:やっとYちゃんとペースの合う人が出てきたわけだ。「結婚に向いている男性は“結婚したい”と思っている男性だ」と、黒魔女がいつも言ってるしね。

理想の相手を引き寄せた「プロフィール文」作成の極意とは?

Y:もう一つ彼から言われたことがあって。

白:なになに?

Y:実はお見合いの日にインフルエンザになってしまって。このお見合いは流れてしまうかなと思っていたんですが、彼は私のプロフィールを見た時点で「この人と結婚するかも」と、ピンときていたみたいです。その後無事にお見合いして、今に至ります。

白:プロフィール大事! ちなみに、どんなところを意識してプロフィールを書きましたか?

Y:青魔女(トイアンナ)のプロフィール添削と、「魔女のサバト」のグループページに投稿して、メンバーからもフィードバックをもらいました。何度も修正していったことが良かったと思っています。

はじめはたくさん書けばいいだろうと思っていたんですが、「長文は読まれないから文章は簡潔に」というアドバイスに始まり、「こだわりは、はっきり書く」など新しい視点をいくつもいただきました。

中でも、「こだわりは、はっきり書く」について、私は仕事を続けたいと思っているので、「はじめまして。プロフィールをご覧くださりありがとうございます。共働きで協力し合いながら楽しみを分かち合える夫婦が理想です。」と、冒頭の部分でふるい分けできるようにしました。

白:なるほど。

Y:プロフィールを何度か修正しているうちに、私は住む場所にこだわりがあるなと気づきました。それで「自然と人の賑わいが共存している、○○東部のようなエリアに住むのが理想です。」と書いたら、かなりの確率でお見合いの相手から話題にされました。

白:確かに、好きなエリアって価値観や属性が出る気がする

Y:後は下記のようにカテゴリーを分けてまとめました。

・性格

・趣味

・休日の過ごし方

・仕事

・理想の家族像

・私ができること(相手にとって自分と結婚するメリット)

それと、夫と出会うまでに男性側と私との真剣度のすれ違いがあったので、プロフィールの締めくくりに、

「成婚に向けて前向きにテンポ良く進めていきたいと考えています。共感いただける方と積極的にお会いできたら嬉しいです」

と、付け加えました。

白:まさにドンピシャの彼を引き寄せる文言だったね。

Y:最終的なプロフィールは、自分の言いたいことも自分らしさも伝えられているなと、自分で読んで納得していました。

白:いいプロフィールを書くには、読みやすさなどの技術はもちろんですが、自分が何を望んでいるのかを明確にすることがポイントなんだよね。でも、自分が本当に望んでいることって案外わからないもの。「これって誰の価値観?」みたいな。自分の望みを知ることについて、「魔女のサバト」のプログラムの中で役に立ったものはありますか?

Y:自分の素質を診断できるi-colorと「アクションかるた」で潜在的な願望を見える化することができたと思います。

白:「アクションかるた」は遊びながら自分の「快」とつながれるオリジナルのカードゲームです。どんなカードでどのような気づきがありましたか?

Y:「はなしあう」という言葉が書かれたカードをずっと手札に残していて。前述の通り、私にとって会話でのコミュニケーションは大切なことなんだ、と確信しました。自分にとって当たり前だと、大事な条件なのに気づかないんですよね。それに気づくために、自分を客観的に捉えるツールや仲間の存在は大きいなと感じます。

婚活の不満やモヤモヤを無かったことにしない。ネガティブ感情の裏に本当の望みが隠れているから

白:Yちゃんの3つのYESを教えてください。

Y:一番大切なのは、何度も話に出ている「気軽に会話のラリーが続けられる人」です。あとの二つのキーワードは「前向き」「協調性」。前向きは何でもかんでも楽観的に捉える、ということではなくて、「自分の仕事に意欲を持って取り組む」という感じ。

夫は一緒に買い物しているときに、横でポロっと「こういう陳列の仕方、うちの店舗でもできるかも」なんて言うこともあって。そういう時に、なんかいいな〜と思いますね。

協調性は、不特定多数の誰かに対してではなく、私と協調性があって欲しい。そう思って深掘りしていき、「私が元気がないときに気にかけてくれる人」に落ち着きました。

白:3つ目のYESはどこらへんで確認できましたか?

Y:これ、というエピソードがあるわけではないのですが、LINEのやりとりの中で気にかけてくれているなと感じられています。

白:彼もi-colorバイオレットだもんね。お互い「あなたのために」ってできるの素敵。でも、ケンカした時は(同じ素質のため)相手の急所がわかっちゃうから注意してね

では最後に、婚活している女性やこれから婚活しようと思っている女性たちに、メッセージをお願いします。

Y:婚活関連の記事などを読んでいると、ネガティブな言葉は使わないようにしましょう、ポジティブな言葉に置き変えましょう、というメッセージが多く見受けられます。もちろんこれは大切なことですが、私は不満やモヤモヤも表現していいんじゃないかなと思っているんです。そのネガティブな感情の裏には「本当はこうしたい」が隠れているものだと思うので。

「魔女のサバト」のような安心して本音をこぼせる場所で、隠れている自分の本当の願望を見つけ出して欲しいなと思います。

白:今日はお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。末長くお幸せに!

Yちゃんが入会した結婚相談所「ゆい婚sulting」
気さくなのに距離感が心地いい。働く女性に理解ある、人生経験も豊富な結婚カウンセラーさんです。結婚相談所にはいいイメージがなかった私でしたが、テンポ良く楽しく理想のパートナーと出会えました。(Yちゃん談)

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この記事を書いた人

1991年、株式会社リクルートに入社。新人MVP賞を受賞。94年、株式会社キャリアデザインセンターに転職し、広告営業で同社初の売上1億円を達成。2001年、日本初の総合職女性向けキャリア転職マガジン「ワーキングウーマンtype(現Woman type)」を創刊、編集長に就任。2005年に独立し、株式会社はぴきゃりを設立。婚活予備校「魔女のサバト」代表。著書に『ハッピーキャリアのつくりかた』(ダイヤモンド社)、『やっぱり結婚しなきゃ! と思ったら読む本: 35歳からのナチュ婚のすすめ』(河出書房)など多数。

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