こんにちは。
婚活勉強会「魔女のサバト」主宰の川崎です。
魔女のサバトを立ち上げて10年が経つのですが、この間(かん)、「結婚したいのに婚活が上手く行かない」多くの生徒達の相談に乗ってきました。仕事が忙しかったり、どういう人と結婚すればいいか分からなかったり、婚活方法がご本人に合ってなかったり、相談内容は様々でしたが、コンスタントに来るお悩みの一つが、
「好きな男友達がいるので、その彼と比べてしまって婚活が進まない」
というものでした。
これを読んでくださっている方々の中には、
「じゃあ、その男友達に告白すればよくね?」
と思われますよね。
告白してOKなら最高だし、ダメでもあきらめがつくし。
はい。私も相談を受け始めた当初はそう思っていたものです。しかし、彼女達とヒヤリングを重ねるごとに、様々な事情や乙女心が浮き彫りになり、話はそう簡単じゃないんだなと思った次第。
簡単に書きますと、
・告白して振られた上に、今のポジション(友人関係)を失くすのが怖い
・告白したことで気まずくなって、そのグループや団体内で居場所を失くしたくない
・そもそも自分から告白をしたことが無いからどうしたらいいか分からない
です。
なので現状維持しながら婚活するのですが、心の中に「好きな男性」がいるから、有象無象のいる婚活市場の中で初見の男性に興味関心がわかないんです。おまけに、全てその「好きな男性」と比べてしまうので誰に会ってもピンときません。婚活で出会う人は所詮「知らない人」ですから、例えスペック的にロイヤルストレートフラッシュな男性が来ても、その人の後ろに背後霊よろしく「好きな男友達」が見えてしまうのです。それは何人会おうと上手く行きませんって。
そこで、通常告白してその男友達と結婚するか、玉砕覚悟で告白して何もかも断ち切るか、の2択になると考えてしまいがちなのですが、私が提案したいのは3択目。
「告白して例え玉砕したとしても友人でいられる方法」
OKなら最高、玉砕しても友人関係やコミュニティは守れる、及び背後霊は除霊できる方法です。
●婚活は情報戦
そもそも、「好きな男友達」の背後霊見える系女子達は、その対象である男性のプライベート情報をほとんど持っていないという特徴があります。
彼女はいるのか?どんな女性が好きなのか?結婚はしたいのか?子供は欲しいのか?などなど。
「婚活は情報戦なり」と吹聴している私から言わせてもらえば、
いったい今まで何をしてきたんだ?
と、お説教かましたくなりますが、会社の同僚とか趣味の会などのグループによっては、プライベートな話をする機会が無いという事も実際あるのでしょう。
でももし、子供は絶対欲しいと思ってる女性の背後霊(好きな男友達)が、子供絶対に要らない派だったら?もし、背後霊に彼女が居て婚約中だったら?背後霊が超ロリコンとかマザコンだったら?
そう。その情報、内容の如何によっては、告白する前に彼が「結婚したくない対象」に成り下がる可能性だってあるわけですよ。
ですから、先ずはできる限り情報を集めましょう。
●友達という立場を利用する
SNSや人から情報を集めるのも手ですが、やはり本人に直接聞くのが一番早いでしょう。二人きりで会える場を作り、出来れば夜、それもカウンター席(目が合わないから話しづらい事も話しやすい)がお勧めです。
おぼこい女性は「デートに誘えってことですか?」と緊張マックスになるかもしれませんが、まあ、落ち着いて。良く知らない女性から食事に誘われたら相手も???となりますが、敵は「友達」です。
「ちょっと相談があって男性の意見聞きたいんだけど」とか、「行ってみたい店があるんだけど一人じゃ入りづらくて」など「男友達のキミに頼みたい」という体でカジュアル感満載にお誘いしましょう。この時点でかたくなに断られたらそれはそれであきらめもつくし、こちら側も「じゃあ、他の友達に頼むわー」で、その後も何ら気まずい事はありません。
まんまと約束が取り付けられ、例えば相談の体で誘った場合には、
「そろそろ結婚しろって親に言われてるんだけど皆どうやってるのかな?」とか「どういう女性が結婚相手としてモテると思う?」みたいな当たり障りない相談をしましょう。その返答の中に彼の結婚観や好みも十分見つけられると思いますが、本番はこれから。
「逆に〇〇君は?婚活とかしないの?」
ここからは「告白する女」ではなく「カウンセラー」になったつもりで、彼の状況や結婚観を、あくまでも相談に乗っていますよという感じで集めましょう。
「実は5年付き合ってる彼女が居て、そろそろ結婚しようと思ってるんだよね」
という話が始まってしまい、これは付け入る隙が無いと判断した場合は、そのまま相談に乗るも良し、彼女の良い所などを聞いて参考にするも良し。
散々彼の話を聞いた後に、
「ご縁がなくて、彼女もいないんだよね」
という返答だった場合で、結婚観に相違が無ければ、
「え?それだったら私でよくない?気も合うし(笑)」
と、軽くジャブを打ってみましょう。
長い事彼に片思いしていたとしても、「好き」が溢れ出して止まらなくても、いわゆる「告白」をしてはいけません。あくまでもあくまでも話の中での提案(ノリ)です。
この時点で「キミは大事な友人だから」言われて暗に断られても、「それよねー、本当は私も同意見」
「あー、婚活めんどくさいー」
で逃げられるし、
彼が「それもいいかも」的ニュアンスが見えたら「じゃあ、次回はデートね(笑)」と言って約束を取り付けましょう。彼の好みも散々聞いた後ですから、次回は少し、彼の好みに寄せたお洒落をしていっても「デートだから」で済みます。
●不倫おじさんから学べる事
私の知人男性(50歳)は昔からいつも27歳~28歳くらいの美女を彼女にしている不倫オヤジですが、ある日「なんでそんなにモテるの?」と聞いたことがあります。とりわけイケメンな訳でも若く見える訳でもなくあまりにも解せなくて。(超失礼)
それに対して彼は「ターゲティングが大事」だと教えてくれました。
彼曰く、その年頃の女性はプライベートでも仕事でもだいたい悩みがあり、揺れていて、仕事が上手く行っても、彼氏が居ても「このままでいいのかな?」という思いがあるんだと。そこに、人生の先輩として、
「相談乗るから飯でも食おう!」
「普段予約できない店が奇跡的に取れたから一緒に行かない?」
と、下心ゼロに見せかけた「NOと言わせない」「NOと言われても大丈夫」な誘い方を心掛けているんだとか。後は聞き役に徹して彼女の悩みを整理しつつ自分に誘導するという匠の技で彼女が途切れないそう。
「彼女達の婚期を逃させるなよ」と釘をさしつつも、聞き終えた帰り道、
「この男の狡猾さが婚活女子たちにあったなら!」「ジーザス!」と天を仰いだものです。
ただ、人生に迷ったり揺れたりしている女性達の話を良く聞き、親身になって受け答えしている彼の姿を想像した時、彼の事をかけがえのない存在と思ってしまう若き美女の姿が見えた気がしたし、最後に口説かれて例え断ったとしても、「あの時はノリで言ったのかな?」と元の関係に戻れる決して重くない空気感があるように思いました。ああ、くやしいけど学び多き不倫オヤジ。
好きな男友達への恋心を拗らせた女性は、是非お試しあれ。
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