婚活予備校「魔女のサバト」の黒魔女・川崎貴子さんと恋愛系インフルエンサーりのこさんに、「明日からすぐに試せる! 成婚への最強裏技」をテーマに対談していただきました。全4回。
※対談は、2024年7月に行いました
婚活N Gパターンを考察
川崎 Xのポストを見てると「旦那さん曰く」とか、結構、登場されているので、多分いろいろお話ししているご夫婦なんだろうなと思ですけど、話題を振るのは、どっちが多いとか、一日に一回は必ずこういう話するとか、パターンはありますか?
りのこ 特にどっちがっていうパターンはありませんが、結構、話し始めるとエンドレスですね。お互い、思いついたことを投げ合っている感じです。
川崎 話題は、どんなことが多いですか?
りのこ 仕事の話もしますし、向こうもしてきますね。あとは、二人ともアニメが好きなので、あの作品のあそこよかったよねって感想を言い合ったりしています。
川崎 アニメは、一緒に見るんですか? それともバラバラで見ているんですか?
りのこ 一緒に同じアニメを見ています。
川崎 他には?
りのこ あとは、ご飯とか食べ物の話題が多いですね。
川崎 ってことは、結構、共通で好きなものがあるんですね。
りのこ 共通で好きなものあります。
川崎 『バチェロレッテ』とかも?
りのこ 『バチェロレッテ』だけでなく、『バチェラー』も一緒に見ました。
川崎 旦那さんの反応はどうでしたか?
りのこ あーだこーだ言っていましたね。特に今回のバチェロレッテは。
川崎 実は、私は見てないのですが、Xとかで話題に上がっていて、あくまで想像なんですけど、「かわいそうな展開だったのかな?」と、気にはなっていたんです。
りのこ 確かに、今回のバチェロレッテは、かわいそうな展開でしたね。
川崎 どの辺が、そうだったんですか?
りのこ まず、バチェロレッテが、参加者の男性からあまり相手にされてないというか、グッと来てない人が多くて。
川崎 りのこさん的にはどう分析されますか?
りのこ 私的には、帰国子女あるあるだと思っていて。同級生にいたんですけど、中学・高校時代を外国で住んでいた人に近いものを感じています。
川崎 例えば、どんなところが?
りのこ 空気が読めないことをいきなり言っちゃったかと思えば、変なところでかしこまってしまったり。英語の自分と日本語の自分の切り替えがうまくできない感じがしました。日本人同士って、あまり親しくない人には敬語で話したり、上下関係や年齢差を気にしながら話さなきゃいけないことがよくあると思うんです。それで、一歩踏み出した方がいい場面でも変な遠慮が出ちゃったんじゃないかな。
川崎 なるほど。
りのこ 今回のバチェロレッテでは、そういう不器用さが出ちゃったんだろうなと思います。ネットでは空気が読めないとか、思いやりがないとか言われてましたけど。私はそこまで酷いコミュニケーションをする人には見えませんでした。そもそも出会って一ヶ月以内の人への対応なんて、あんなもんじゃないかなと。『バチェロレッテ1、2』は主役も参加者もタレントさんが多かったので、人前で喋ったり、番組を作り上げてくっていうことをよく理解していたように思えました。今回は「素人のハイスぺを集めてガチでリアリティーショーをしたらこうなりました」という感じでした。
川崎 逆にリアリティがあったっていう話なんですね。
りのこ 逆にリアリティありました。婚活っぽいなって。
川崎 バチェロレッテのことを参加者男性たちはみんな好きで、なんとか振り向いて欲しいと言う体で集まっているものと思っていたので、あくまでXでかいつまんで見ているだけですが、なんで可哀想な展開になっているのか不思議だったんですよね。
りのこ 特殊な環境なので可哀想に感じました。ただ、恋愛に対する熱量をスピーディー上げていくには、もっと人懐っこいコミュニケーションや近い距離感が必要なんだと思いましたね。
客観的にみるとわかる、お相手選びの痛恨のミス
川崎 旦那さんは、どう言ってましたか?
りのこ 旦那は、「なぜ、彼女のこと好きな人を早々に落としちゃうんだろう?」 と、言ってました。
川崎 そうだったんですか!
りのこ バチェロレッテのことを気に入っていた人とか、エンタメ性のある人とか、次々と落としちゃって、視聴者的には、「もっと何々君を見たかったな」という声もありました。
川崎 彼女が残した人はあんまり彼女のことを好きじゃない人たちだったんですか?
りのこ そうですね。ラストデートで「俺、チャラいけど、それでもいい?」って発言しちゃうような人が残っていましたね。
川崎 えーっ絶対、好かれようとしてないですよね。
りのこ そんなこと、好きな人に言わないですよね。
川崎 ないですよね。
りのこ 合コンとか行って、チャラいこともしてきたけど、そんな俺もわかってほしいって。
川崎 ありのままの俺、受け止めて!みたいな。
りのこ そうです。
川崎 好かれようとしてないですよね。全然。
りのこ そうだと思いますよ。あとはもう一人、理系の博士の教授の方を残していて、めちゃくちゃかっこいいんですけど話が、終始、噛み合ってなくて。
川崎 うーん。
りのこ バチェロレッテが、「あなたって口下手ね」とか言っていて。で、「私ってお菓子に例えると何?」って聞いたら、「おはぎ」って答えられて。ラストデートでなんか気まずい空気になっていました。
川崎 それはなんか見るものをシュンとさせますね。
りのこ そうなんですよ。ラストデートでこれ持ってくるか、みたいな。もう一人、ちょっとかっこいいインフルエンサーが残っていたんですけど、彼女的には3位ぐらいで。ただ、その彼も家族と会わせた後に辞退してました。
川崎 それはなんでですか?
りのこ タイプじゃなかったのかなと思います。
川崎 示唆に富んでいる番組なんですね。今度から見るようにします。
りのこ 1、2はご覧になってないですか?
川崎 いや、全然見てないんですよ。ちなみに、旦那さんはどの回が好きとか言っていましたか?
りのこ 旦那は『バチェロレッテ2』が好きって言っています。参加した男性陣も本気になっててって、ちゃんとした奪い合いが見れてよかったと。
川崎 奪い合いにならなかったというのは、ちょっと設計ミスですよね。
りのこ もはや放送事故だと思いますw
川崎 でも、ある意味、婚活のリアルを見せられてしまったみたいなところもあるじゃないですか。
りのこ そうですね。
重くない軽いノリがチャンスを広げる
川崎 「なぜ、あの人を落としたのかな?」って、りのこさん的にも「ミスなのでは?」と、思われたシーンが少なくなったわけですよね。でも、それってリアルな婚活の現場でもいっぱいあるじゃないかと。
りのこ そうですね。
川崎 まだお互いよく知らないうちに真剣交際にするのか、しないのかとか、付き合うのか付き合わないのかっていうのを早い段階で見極めなきゃいけないのが婚活だと思うんです。ちなみに、りのこさんところは、すぐ付き合ったんですか?
りのこ 先ほど、出会った初日で付き合おうって言った話をしたと思うのですが、後日、「さすがにちょっと、いきなりすぎてすいませんでした」って、謝って1回、撤回したんです。その上で改めて告白しました。「私は本気なので付き合ってください」って告白し直して、正式に付き合うことになりました。出会って、一週間以内の出来事です。
川崎 なるほどね。でも、ノリで言ったというか、その重くない「付き合ってください」からスタートしているわけじゃないですか。
りのこ はい。
川崎 ここも大事ですよね。自分が好きで好きでって想いを、それこそ何年も溜めた上での「付き合ってください」ではなくて、軽い段階で「ご飯行こうよ」とか「素敵ですね」とか言えるのが、大事だと思うんですよね。自分の中で肥大化した相手への欲求をカメハメ波されたら、それがどんな美人だったとしても、お相手の男性は重すぎるし、引くと思うんですよね。その思いを受け止める側からしたら、もはやディープインパクトでしかない。
りのこ はい。
川崎 「なんかお兄さん素敵ですね」みたいな感じで軽く言われたら、衝撃を受けないですよね。
りのこ そうなんですよ。とりあえず軽く声かけるのが大事だと思います。旦那以外にも「お兄さん」って自分から声かけたことあるんですけど、声をかければ少なくとも相手は振り向くじゃないですか。その上で、相手が私に対して別にタイプじゃなかったら、真顔で「ありがとう」って対応で終わるし、もしも向こうも「あり」だった場合は、めっちゃ喜んでくれるわけで。例えば「かっこいいですね」だと、ちょっと逆ナンぽくなってハードルが高いと感じるなら、気になった人に挨拶がてら「今日はどこから来たんですか?」とか声かけてみて、向こうの反応を見てみるのはありかと。こちらのことを「あり」だと思ってくれたなら、向こうも会話を長引かせようとしてくるでしょうし、反応をみる練習も兼ねて声かけてみるのはいいと思います。
川崎 声をかけてみて、仮に塩対応されたとしても、今日会ったばかりの人だから、別に傷つかないで済みますよね。
りのこ そこなんです。好きになりきる前にちょっとプッシュしてみる。ピンポンダッシュみたいなことをしてみるのが、いいと思います。
今回の対談ゲスト りのこさんのプロフィール
りのこさん
結婚相手を逆ナンで捕まえた元肉食女子。IT企業でOLをしながら、Twitterや女性向けメディアで彼と長続きするコツや美容情報を発信しています。令和時代の出会い方や、男性意見を取り入れた、リアルな恋愛記事が好評。掲載媒体はマイナビウーマン、週刊SPA!、AMなど多数。
今回の対談を主催した 魔女のサバト 川崎貴子のプロフィー
リントス代表。25歳のときに、働く女性のための人材コンサルティング会社を設立。
以来、一貫して「働く女性の成功・成長・幸せをサポート」する仕事に携わり、人材紹介事業や教育事業、女性活躍支援コンサルティング事業などを展開。
現在は、リントス代表、ベランダ株式会社取締役。著書に『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる』など。2児の母。