婚活予備校「魔女のサバト」の黒魔女・川崎貴子さんと恋愛系インフルエンサーりのこさんに、「明日からすぐに試せる! 成婚への最強裏技」をテーマに対談していただきました。全4回。
※対談は、2024年7月に行いました
婚活セオリーをあえて崩してみる、の効能
川崎 恋愛でも婚活でもそうなんですけど、今までセオリーだと思っていたけど、実はそれってやってたらうまくいかないよね、みたいなことありますか?
りのこ 「好きバレ」とかですかねw 好きバレしないようにではなく、むしろ軽い好意は伝わった方がいいですね。
川崎 私も脅威のない好意を伝えるのがすごい大事だなと思っていて。「素敵ですね」っていうのは、全然脅威がないじゃないですか。
りのこ はい。
川崎 でも、S N Sで「いいね」してくれて、いつもコメントを書いてくれてっていうのが毎回、毎回だと、それって脅威に感じちゃうと思うんですよね。例えば、会社で自分にはすごく優しいのに、他の人には塩対応みたいな女性っていうのも怖いじゃないですか? それに対し、みんなに優しいんだけど、自分にだけはちょっとだけ(多く)優しいとか、ほんの少し差別化した脅威のない好意は、男の人も自然にキャッチすると思うんですよね。
りのこ はい。
川崎 自分にだけドカっと優しいのではなく、みんなにも優しいけど、自分にはちょっとだけ優しいな、を振りまくっていうのは、大事だと。りのこさんはそれが自然にできていたのではと思うのですが、どうですか?
りのこ ありがとうございます。「そうなんですよ」って答えたいところなんですが、結構、エコ贔屓が激しいタイプだったと思いますw
川崎 もうその人めがけてって感じですか? 意外ですね。
りのこ あからさまに、好きな人に「好き好き」していたらしいですw ただ、それはそれで別の縁が生まれる気もしています。というのも、例えばA君に気持ちが向いていると、A君は脅威を覚えるかもしれませんが、B君にとっての私はキモくなかったりしますよね。推しがいる状態の方が、意外と他の人が寄ってきたりしてましたね。
川崎 要は、気持ちが分散されているというか、自分の方に100パーセント来ないっていう。
りのこ まぁ、色んな人に愛想がよくて、いろんな人に勘違いさせることができる人が、本当のモテる人なんだと思いますけど、私は好きな人ばっかりに優しくするタイプだったので、本命からはモテませんでしたね。ただ、本命以外、例えば、A君が本命だったとすると、A君はいけなかったけど、
川崎 B君とかC君がw
りのこ はいw で、B君とだとラフな感じで喋れるな、もしかしたらB君とご縁があるのかな? みたいな感じです。
川崎 想いが分散されるし、何よりたくさん出会いがあった方がいいですよね。
りのこ まず数だと思います。
川崎 例えば、A君にモテなくてもB君、C君にモテたりもするし、人と話す、デートする回数を増やすことによって、先ほどの話に戻りますが、こういう人のこういうところがいいなとか、こういう人は私合わないなとか、こういうことができると楽しいなとか、結婚観とか運命のお相手像の輪郭が見えてくる。
りのこ そうですね。
絆を深めるコミュニケーションのコツ

川崎 少し、結婚生活についても伺いたいのですが、夫婦円満の秘訣はありますか?
りのこ うちの場合は、結構、思ったことをはっきり言うことを大事にしていますね。嫌なことは嫌って口にしていますし、これは直して欲しいとか、本当にやめて欲しいことがあれば遠慮せず言ってます。
川崎 それで彼がめげたりはしない?
りのこ めげないですねw めげないタイプだから、言いたいことが言えるのかもしれないですね。ただ、めげない分、全然聞かないです、旦那がちやほやさせて生きてきたタイプなものでw。だから、根気よく本当に嫌だって言うしかない、我々夫婦の場合は。私は年下ですけど、旦那はこれまで年上の女性とばかり付き合ってきたらしく、いつも女性に引っ張ってもらっていたようなんです。何をしても可愛いね、みたいに許されていたんだと思います。男女に関係なく、相手が年上だとちょっと期待値高くなっちゃうじゃないですか、しっかりしてほしいっていう。
川崎 確かに。
りのこ 私も年下と付き合った時は、あーかわいいね、可愛いねみたいな気持ちで許せたんで。余談ですけど、婚活って、案外、年下おすすめです。期待値が下がるし。で、我々夫婦の場合は、私の旦那への期待値も上がっちゃっていて、これが年上のお姉さんだったら、そんなことは言わないんでしょうけど、私は「それは直してほしい」って結構、強く注意してましたね。言いたいことは言うってスタンスは、私にはよかったかもしれません。ただ、これは我々夫婦のケースであって、相手によって伝え方は変えた方が良いとは思います。
川崎 でも、気を使って気持ちを溜めて言わないっていう人も女性も多いじゃないですか? 溜め込んだ末に、爆発しちゃったりするような人も多いので。だから、何かの形で伝えることは大事なんじゃないかと。もちろん、コミュニケーションや伝え方には工夫は必要ですけどね。その人に合った伝え方でないと、刺さらないってことも多いですから。りのこさんご夫婦の場合は、旦那さんがタフだったわけですよね? だから、りのこさんが言いたいことを強めに伝えても、成り立っているw
りのこ その通りだと思います。もし、相手が今の若い世代、例えば20代の子だったら、一回注意しただけで折れちゃうかもしれないです。
川崎 あり得ますねw 我が家の場合は、8歳下だからもう大変ですよw 8歳下なんだから仕方ないって自分に言い聞かせながら、私はお姉さんだし、日本語通じなくたってO Kみたいに考えて何度、難局を乗り越えてきたことか。
りのこ えっ? じゃあ、彼に当たるっていうよりも、モノに当たったりしちゃうとか?
川崎 ははっ さすがに当たってないですけどね。モノに当たりたいぐらいの勢いはあったと思いますが、まあ、しょうがないかって気持ちを収めていました。だから何かの差があるって結構いいなと思っていて。家事育児の分担とか、キャリアとか、年齢や経験値とか、そういうのが全部同じぐらいではなくて、差があるっていうことが、実はカップルを救うと思ってるんですよ。
りのこ わかる気がします。
川崎 先ほどのお話じゃないですが、会話って似たところとか、共通の話題があった方が対話も進むし、価値観も近くなって良いと思うのですが、その上で、違う部分も大事というか。結婚って、他人同士が住む中で、うちに場合なら向こうもね、おばさんだからしょうがないなと思ってるとこもあると思いますし、私からすれば8歳下だから仕方ない。それでまぁ、なんとかやっていきましょうってスタンスが大喧嘩にならないというか、うまくやるコツだったりするのかな、と。
りのこ はい。
次につながる初回デートの心得

川崎 話は変わりますが、デートとかされているんですか?
りのこ はい、してますよ。
川崎 デートは、どちらが決めるんですか?
りのこ どちらでもないかもです。よく一緒に散歩をしていますね。あと、彼がお祭り好きで、最近、盆踊りにハマってて、 実は、今日も盆踊りに出かけていますw
川崎 盆踊りw
りのこ なので、「祭り行かない?」って誘われたら、ついていくし、私が唐突に「旅行行かない?」って誘って行くこともあります。旅行に関しては、私が誘うことが多いですね。「いいお店見つけたからご飯行こう!」と、提案してくれるのは彼ですね。お店見つけるの得意なんです、グルメなので。
川崎 なるほどね。そこまで関係が深まる前、例えば初回のデートとかはどうでしたか? 実は、初回デートに漕ぎ着けても、2回目、3回目がないんですっていう相談を受けることが多いもので。
りのこ 初回のデートは、もうめちゃくちゃ気を使うというか、何が何でも楽しませるぞっていう気持ちで行きます。
川崎 自分が楽しませてもらおうじゃなくて楽しまぜるぞっていう。
りのこ はい。私とデートして面白くないわけがないっていうぐらいのマインドでw だから、デート中は相手の話をめっちゃ聞いてますよ、すごく興味を持ってますよっていう姿勢を見せて、楽しく喋ってもらってます。相手は盛り上がっていると思います。そのためにも、事前準備としてネトスとはしてます。相手がXやっていたら、めっちゃ読みますし。
川崎 なるほど。日本酒好きなのか、ワイン好きなのかとか、あのお客様の情報を取っといて接待に臨むっていうのに近い感じですか?
りのこ そういう感じです。この人って思ったら、S N S読んで学歴みたり、友達とのやり取り見て、共通点を見つけたら、あたかも偶然のように話題をふったりして。
川崎 なるほどね。あたかも偶然のごとく。
りのこ デートって情報戦かなと。それで盛り上がってくれればいいって感じで。
川崎 お店選びとかは?
りのこ その相手がお店選びスマートにできる人だったらお任せしますけど、ちょっとわかんなそうだなって人だったらもう自分からガンガンやります。
川崎 お店選びで注意するのは、その人の好みですか?
りのこ その人の好みですね。好きな食べ物かどうかとか、あと、静かな場所かどうかも気にしますね。味も美味しくないとがっかりしてテンション下がるし、ちょっと喋る余裕がある場所であることも意識しますかね。マイナス要素をなるべく作らないように心がけています。

今回の対談ゲスト りのこさんのプロフィール

りのこさん
結婚相手を逆ナンで捕まえた元肉食女子。IT企業でOLをしながら、Twitterや女性向けメディアで彼と長続きするコツや美容情報を発信しています。令和時代の出会い方や、男性意見を取り入れた、リアルな恋愛記事が好評。掲載媒体はマイナビウーマン、週刊SPA!、AMなど多数。
今回の対談を主催した 魔女のサバト 川崎貴子のプロフィー



リントス代表。25歳のときに、働く女性のための人材コンサルティング会社を設立。
以来、一貫して「働く女性の成功・成長・幸せをサポート」する仕事に携わり、人材紹介事業や教育事業、女性活躍支援コンサルティング事業などを展開。
現在は、リントス代表、ベランダ株式会社取締役。著書に『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる』など。2児の母。