婚活予備校「魔女のサバト」の黒魔女・川崎貴子さんと恋愛系インフルエンサーりのこさんに、「明日からすぐに試せる! 成婚への最強裏技」をテーマに対談していただきました。全4回。
※対談は、2024年7月に行いました
質問:1回目のデートで接待して疲れちゃうんですけど、疲れない方法はありますか?
りのこ 前回、お話ししたことを全方位でやったら疲れない?ってなると思います。婚活疲れを感じてきたら、いっそのこと接待モードから自分のことを話すタームにしちゃってもいいんじゃないかなと。
川崎 なるほど。
りのこ 前回ののデートの話は、(相手を)落としたいから頑張っていただけで、そこまで落としたくない相手に接待してもそりゃ疲れますよね。その場合は、自然体でいいのではないかと。力が抜けた状態から始まるご縁ももちろんあります。だからいっそ、自分の話をしちゃえばいいんじゃないかなと思っています。自分の話をしすぎて嫌われたなら、それまでのご縁だったということで。
川崎 その時間を楽しむって気持ちを切り替えて、婚活疲れしてるからちょっと話聞いてもらってもいいですかって聞いてもらう方にシフトしてみるのも手ですね。りのこさんは、人を楽しませるのが好きだからそれができるわけではなくて、落としたい気持ちが強いからその人限定でやっているだけであって、みんなにしているわけではないですよね?
りのこ みんなにそういうわけではないので、相手によってはちょっと疲れちゃうと思います。ま、疲れる時点で相性が合わない気がするんですけどね。自然に話せるなって人選ぶのがいいんじゃないかな。
川崎 そうなると、嫌かもしれないけど、やっぱり会う人数を増やしていかないといけないですね。10分でも、15分でも、お茶でもなんでもいいから会って喋ってみる。それをしないと難しいですよね。
りのこ そうです。会っていれば、当たるんでw

質問:お相手がS N Sをやっていない場合は、どうやって相手のことを調べたらいいですか?
りのこ それだと事前に情報収集するのは難しいので、まず会ってみるのが一番かと。会って話を聞いて、1回目での話を持ち帰って、例えば、好きなものの話を聞いたら、その好きなものについて調べて、2回目のデートに繋げていくのがいいかなと思います。
川崎 S N Sやってない人もいますし、本名でやっているとは限らないですから。ただ、人にタグ付けされたのをたどっていったら、ネットで出会った男子に彼女がいたということまで突き止めたって話もありました。
りのこ そこまでくると、もはやC I A 級ですね。まぁ、社名とかつかめば、事前情報を収集できなくはないと思います。以前、ハイスペな知人が言っていたんですけど、ハイスペックな方達って結構、コミュニティが狭いらしいんですよ。
川崎 なるほど。
りのこ だから、相手が外資系コンサルにいるって言った場合、例えば、アクセンチュアにいるんだってって話すと、あー、あたしの友達にアクセンチュアの子いるよみたいになって、そこで聞いてみるんですって。そうすると、ちゃんと所属しているかどうかとか確認できるらしい。
川崎 S N S経由じゃなくて、スパイ形式で聞いていくってことですね。
りのこ 学校の話とか聞いて、出身学校がどこかとか、出身地がどこかとか。意外とつながりがある人とかいたりするんですよ、その地元とか、母校とかに。ちょっとこの人とこの人つながってそうだなってところで聞いてみるとかもありですね。
川崎 ネット上でも、S N Sでもなく地上戦w
質問:りのこさんは、どのタイミングでありのままの自分を出していますか?

りのこ 私は結構、最初の方に出しているというか、出ていると思われるみたいです。こっちも緊張してるいんですよ、実は。でも、向こうはあんまりそういう風に感じないらしいんです。
川崎 そうなんですね。
りのこ ただ、出会って3ヶ月くらいまではすごい疑心暗鬼です。だから、信頼関係が築けるかが大事で。実際、本当にオープンにできるようになるのは、一年くらいかかるかもしれないです。でも、相手からしたら最初から自然体だと思っているらしいんですけどね。
川崎 自然体になれるまでの感情のコントロールとかはどうですか?
りのこ 向こうがどう思っているのか気になったり、つい、感情的になっちゃうのはつきものというか、仕方ないことなので、その時を楽しむのがいいのでは?と。それはそれで初期の楽しみかと思います。
川崎 まだ、心を許していない状況でも、何度か会っていると「好き」って気持ちが大きくなってしまうことってあるじゃないですか? そういう時、りのこさんは感情の制御している感じですか?
りのこ 制御しようとしていましたね。めちゃくちゃ好きすぎて、L I N Eとかも気になっちゃうし、何してるのかなってなっちゃっていて。こんなことに頭がいっぱいになっててはいけないって常に葛藤しながらでしたね。
川崎 わかります。
りのこ 当時は、余裕を意識していたように思います。あえて余裕を見せてあげるっていうのも、なんかマナーなのかなと。こちらに気持ちの余裕がなくなると、相手にびっくりさせてしまうので、ビビらせないような配慮をしたコミュニケーションしなきゃっていうのは、いつも頭にありました。
川崎 相手をびっくりさせないっていうのも優しさですよね。ただ、実際やるのは難しいと思うのですが、りのこさんがアドバイスしていることってありますか?
りのこ 雑談できる男友達を作っておくことですかね?
川崎 いいですね。その場合、2人で話す感じですか?
りのこ 2人で話すこともありましたが、女友達を交えて男性の意見を聞いたりもしていました。いずれにせよ、恋愛感情ないというか、今後どうこうしたいというのがなく会って話をするのは、想いの分散になるので良いと思います。
川崎 デートじゃなくてもね。
りのこ デートじゃなくても、なんとなく気持ちの余裕が生まれるんですよ。「私、他の男の子とも連絡取っていますけど?」みたいなw
例えば、転職活動しているとき、大本命の企業に面接に行くと、めちゃくちゃ緊張しちゃうじゃないですか? でも、「私、他の企業からも声かけられているし、認められていますけど」って余裕があると、力が抜ける感覚と近いと思います。なので、ラフに話せる男友達がいると良いと思います。
川崎よくわかります。
質問:何かプレゼントをあげたいなとか考えたときに相手にとって重たすぎる好き行為じゃないかと、加減を考えてしまいます。ちょうど良いコミュニケーションが取るためのアドバイスをお願いします

りのこ 先ほどの、パーティを主催していた港区女子のことを思い出したんですけど、彼女、何でもない日に何気ないプレゼントくれるんですよね。「これ、あげる〜」みたいに、ノリが軽いんですよ。
川崎 なんか相手に負担にならないプレゼントがうまい人っていますよね。例えば、こないだ会った時に「コーヒーと紅茶だったらどっち派?」みたいな話になって、「紅茶かな」って答えたのを覚えていて、次に会った時「この茶葉美味しいらしいよ」って1500円くらいの茶葉をもらった時、「前回の話、覚えてくれていたんだ」って嬉しかったという経験があります。1500円程度なので重くないし、うまいなって感心しました。負担にならないプレゼント上手になるのは、褒め上手になるのと同じくらい素敵なことですよね。
りのこ そう思います。以前、相手が本当喜びそうなものを調査して、相手が好きなキャラクターのシールをあげたことがあるんですけど、めちゃくちゃ喜んでいました。
川崎 へー。
りのこ 確か、一枚700円ぐらいだったと思うんですが、本当にその程度の値段で、全然いいんですよね。
川崎 お相手からしたら、700円という値段より、自分の好きなものを覚えててくれたってことが嬉しいんですよね。
りのこ そうですね。実際、手帳だったか大事なところにシールを貼ってましたw
川崎 もらった方もあげた方も嬉しいですよね。お互い負担にならないプレゼントも練習すると良いですね。
りのこ とはいえ、私も外すことがあります。
川崎 外したと思ったこと、あるんですか?
りのこ ありますよ。お土産に飴を買ってきたんですけど、相手が糖質制限していることを忘れてて、渡してから「しまった!」みたいなw その時はすごい反省しましたね。ただ、これも回数を重ねていくことが大事なので、前回は失敗しちゃったから次はどうしようって考えてブラッシュアップしていけばいいと思います。
川崎 自分が美味しかったよっていうのをもらうのも嬉しいものなので、参考になるかもしれませんね。先ほど、りのこさんがおっしゃっていた通り、相手の好きなものをちゃんとリサーチするのはすごい大事だと思います。私は自分が好きなものや、いいなと思ったものをあげたいタイプなんですが、もちろん、例えばお酒飲めない人にお酒あげるとかそういうことはしないですけど、若い頃はもらったら負担かなっていうところギリギリを攻めちゃっていました。でも、プレゼントだからこれぐらいでいいよねって。でも、そうすると、ワインにどれぐらい(お金を)かける人なんだな、だとすると俺とは無理みたいに引かれたことがあって。うわー、本末転倒みたいな。
りのこ 高級感出しすぎちゃったわけですね。
川崎 そう。でも美味しかったの。だからプレゼントだからいいかなと思ったんだけど、すごい勢いでさーって引いている音がしたw
りのこ 男の人って安く済むのは好きですよね。
川崎 確かに。この経験があったから、もらう相手を考えて、プレゼントもデートで行くお店のランクとかも意識するようになって。こういうのって、失敗してみないとわからないものだと思うんですよね。
りのこ 特に若いとその塩梅は難しいですよね。
川崎 引かれたとか、重く思われたとかっていうのは多分、無駄じゃなくて、本当に練習なんじゃないかなって思いますよ。
りのこ 慣れですよね。
川崎 プレゼントとかお店選びとかも含めてのコミュニケーションだから。ちょっとした安いものを買ってきてくれるとか、テーブルにちょっと飾るような花束とかを「はい」ってくれたりする男の人がいるんだけど、別に私だけじゃなくて、多分いろんな人にやってんだろうなと思いつつ、負担がなくて、すごいいい人みたいに好印象になりますよね。また会いたいなっていう。うまいなぁと、勉強になりましたね。
りのこ ちょっとそれで思い出しました。去年の暑い日のことでしたね。確か、洗うとひんやりするソープかなんかサンプルを何個か持ってたんですよ。それを男性陣とランチした時に配ったんですよ。暑いからこれあげるねって。そうしたら、もう女神だと思われてw
川崎 もらった方は季節感も相まってとっても嬉しいですよね。
りのこ はい。ところが、同じ会社の人の分がなくて、みんなに配り終わったあと、俺のはないのかみたいになってしまって。で、解散した後にコーヒーのサンプル持ってんだけど、飲む?って言ったら、「えっ」ってめちゃくちゃ喜んでくれて。「俺のがあった!」ってw
川崎 プレゼントって本当に負担にならないレベルで相手に一本針を通すみたいなそういう形のプレゼントが一番効くのかもしれないですね。今のりのこさんのケースは、サンプルだから、相手にもりのこさんにも負担がなくて、しかも男性にとってもお金のかからない女アピールにもなっていますしねw
りのこ 役に立つものをもらって嬉しいというのもあるでしょうし、普通に会社にいると男性同士でもののやりとりする機会が少ないので、ちょっとしたプレゼントがグッとくるみたいです。
川崎 なるほどね。バレンタインもらえたぐらいの。
りのこ そんな感じです。バレンタインでもないのになんかくれたみたいな。
川崎 いや、勉強になりますね。本日は、ためになるお話ありがとうございました。

今回の対談ゲスト りのこさんのプロフィール

りのこさん
結婚相手を逆ナンで捕まえた元肉食女子。IT企業でOLをしながら、Twitterや女性向けメディアで彼と長続きするコツや美容情報を発信しています。令和時代の出会い方や、男性意見を取り入れた、リアルな恋愛記事が好評。掲載媒体はマイナビウーマン、週刊SPA!、AMなど多数。
今回の対談を主催した 魔女のサバト 川崎貴子のプロフィー



リントス代表。25歳のときに、働く女性のための人材コンサルティング会社を設立。
以来、一貫して「働く女性の成功・成長・幸せをサポート」する仕事に携わり、人材紹介事業や教育事業、女性活躍支援コンサルティング事業などを展開。
現在は、リントス代表、ベランダ株式会社取締役。著書に『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる』など。2児の母。