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海外の「デーティング」に学ぶ婚活の割り切り方とは?

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婚活相談で度々、「同時進行に抵抗がある」「相手に不誠実な気がする」「お相手が同時進行していたと知ってショックだった」という話を聞きます。

日本型恋愛では、⓵片方(両方)が気になる、②デートに誘う(応じる)、③デートをして告白(応じる)、④彼氏彼女となってデートを重ねる。という順番が主流であり、③の告白は1回~3回のデートでだいたい実現されるので、それ以上デートを重ねる際には「私達、つきあってる?」と確認したくなるムードがなんとなくございます。

それくらい「付き合う」までがスピーディなんですね。

だからその間に他の人とデートしたりは普通しない訳で、結果、お付き合いするまでの過程として、一人ずつと誠実に向き合って付き合ったり付き合わなかったりを決めているのです。

目次

●海外のお付き合い事情

ところが、海外型恋愛では、「デーティング」という期間が存在します。

⓵友人として遊びに行く、②デートに誘う(応じる)、③デートをする(様子見)、④彼氏彼女じゃないのでお互いに他の人ともデートを重ねる、⑤カップルになる(もしくはデートしなくなる)。

③④がデーティング期間であり、だいたい3か月かそれ以上フリーの男女としてデートを重ね、お互いをよく見極めるのです。

筆者の友人は国際結婚をしているのですが、彼女が夫ぎみ(アメリカ人)とお付き合いする前、このデーティングシステムがよく解らず日本式で捉えていた為、「デートしてるのに他の女ともデートしてる気配がある」と、相当やきもきしたと言っていました。はっきりと聞いた所、

「君の他にデートしている女性は一人いる。彼氏彼女になる前に、色々な相性を見極めるのがデーティング期間で、それ無しにお付き合いするなんてありえない!!」

と言われたのだとか。聞けば、「色々な相性」とあるので、キスやハグ、合意の上でですが性的な関係もデーティング期間に含まれたりするらしいです。

それを聞いた時、大変合理的な考え方だな、と筆者は思いました。

特にアメリカはカップル文化なので、お付き合いが決まると結婚していなくても、家族や友人や職場のパーティなんかに二人で行くことになるらしく、お付き合いのコミットが半端ないのだそう。そりゃあ、親や上司にも紹介する訳だから、「あの人とは相性悪くて別れちゃった。てへぺろ」を繰り返すの、あまり印象が良くないですよね。お試し期間が必要な気持ちが解るってものです。

●日本の婚活事情

この海外産「デーティング」と非常に似た価値観で運用されているのが日本の婚活システムです。

特に結婚相談所では、仮交際(同時進行で色々な人とデートする期間)から、真剣交際(相手を一人に絞る)をするかしないかをだいたい3か月位で互いに見極める必要があります。デーティングとの大きな違いは仲人さんが介在していることと、性交渉を禁じている所、あくまでも結婚前提という交際という所です。

結婚相談所の仕組みだけがそうさせているだけではなく、婚活はお金も時間もかかるので、利用者達の意識も

「できる限り早く、相性の良い人と出会いたい」

と、将来離婚しない人との良縁を求めています。

半年や一年デートを繰り返したけどフッたりフラれたりしてまた一から婚活、はなかなかにハード。だから、同時進行しながら自分に合う人をこの期間に一生懸命見極める、という訳です。

アメリカ人のように「うん。他にもデートしている女性がいるよ!」と素直に言う人もいれば、それを言わない人もいます。

また、ゼクシィ縁結びの「婚活中、同時進行していた時の交際人数」調べでは、8割近い人が婚活中に2、3人の人と同時進行交際していて、2割強の人達が4、5人との結果が出ています。

●同時進行に抵抗がある女性達

それでも、同時進行に抵抗がある女性は多くいて、特に真面目なタイプの女性達は「同時進行した方が効率いいと解っていても気持ちがついていかない」と、強い抵抗感があるようです。

気持ちは解りますが、仮交際中のお相手は「この人だ!」と確信を持って選んでくれているというよりも、「良い人そうだから会ってみようかな」くらいの気持ちでデートを設定している可能性が高い。実際、同時進行に罪悪感を抱きがちな女性達自身もお相手に対してそこまでの思い入れが無かったりするので、ただ単に「二股をかけている感じが嫌なだけ」、というケースも多いです。だとしたら、一度意識改革をしてみて、「婚活はそういうものだ」と割り切って婚活してみるのもお勧めです。

ただし、どうしても罪悪感を感じてしまうという人の場合は、一人一人と向き合って進めるという方法をお勧めしています。

何事も心にマイナスなものを抱えながら行うとパフォーマンスが下がるからです。

その人本来の良さが出ないとか、笑顔がなくなるとか、連絡が取りづらくなるとか、マイナス要素は結果に直結します。

自分の事というのは意外にわからないものなので、友人や仲人さんの助言を聞きながら、ご自身の納得のいく婚活方法で良い結果を出していただきたいと思います。

私達も全力で伴走しますよ!

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この記事を書いた人

リントス株式会社代表取締役。25歳で人材コンサルティング会社ジョヤンテを設立。女性のエンパワーメントに力を入れた事業を運営。2016年には共働き志向の男女向け婚活サービス「キャリ婚」を創設。現在はベランダ株式会社取締役、株式会社ninoyaの取締役、株式会社インプレスマネージの社外取締役を兼任。婚活予備校「魔女のサバト」代表。著書『やっぱり結婚しなきゃ! と思ったら読む本: 35歳からのナチュ婚のすすめ』『愛は技術』『結婚したい女子のためのハンティング・レッスン」など。

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