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ハイスペに振り回されて人生どん底だった私が、幸せなキャリアとパートナーの両方を手に入れた理由

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働く女性のための婚活予備校「魔女のサバト」は10周年。生年月日から持って生まれた素質を診断できる「統計心理学i-color」を使って、「本当の好みのタイプ」の魔法をかける白魔女が、人生を好転させた卒業生をインタビューするコーナーです。

卒業生 Rちゃん

i-colorピンク。地方でマスメディア勤務を経て上京。医療系の企業で広報として活躍中。

白魔女

i-colorピンクは仕事ではよりよい世の中に向けて貢献することに悦びを感じるタイプ。パートナーは自分を最優先に考えてくれる精神年齢の高い男性がオススメですよ。

目次

「もう懲り懲り…」婚活沼にハマったからこそ、自分にとって本当に必要な条件が見えた

白魔女:Rちゃんは魔女のサバトに期間を開けて2回参加してくれているんだよね。

Rちゃん(以下R):そうなんです。1度目は今から6〜7年前で、魔女のサバトがまだリアルに勉強会を開催していた時です。

地方で仕事をしていたんですが、東京の会社に転職が決まって。それをきっかけに長年付き合っていた彼とも別れることになったことが参加理由でした。

白魔女:彼との結婚は考えてなかったの?

R:彼は私が長野で仕事をしていた時の同僚でした。私はいつか東京で仕事をしたいと思っていたんですけど、彼は地元に残りたいという人だったんですよね。方向性が違ってはいましたが、好きだったんでずるずる付き合っていて…。私が本当に東京に転職することになってお別れしました。

私、恋愛経験もある方ではなかったので、魔女のサバトのカリキュラムを知って「これは自分に必要だ」と確信して入会したんですが、上京と転職が重なって、実はあんまり勉強会に出られなかったんです。

白魔女:そうだったね。

R:半年の講座が終了して、その後も自分なりに婚活に有利だと思われる情報は取っていたんですが、正直迷走しまくりました。それで「もう懲り懲りだ…」となった時に、サバトがオンラインコミュニティ化するということを知って。オンラインなら参加しやすいと思って、再度お世話になることに決めました。

白魔女:改めてサバトへ参加してみて、特に役立った内容は何でしたか?

R:黒魔女が毎月やっている「フォーラム」ですね。一人のプレゼンターの悩みについて参加者全員で考えるグループワークを通じて、これまで見えていなかった新たな視点が得られたように思います。

白魔女:たとえばどんなこと?

R:サバトに復帰したての頃に付き合っていた男性が、起業して地元に帰るという話になって。私は好きだったから別れたくはなかったんですけど、「フォーラム」で婚活で大事なのはタイミングだと気づかされました。どんなに価値観の合う相手でも、相手が結婚を考えられない状態なら次に行くべきだと。もっとも結婚向きな男性は「結婚したい」と思っている人だから

黒魔女

フォーラムとは、参加メンバーの婚活にまつわるお悩みの中から1名を抜擢し、参加者全員でその問題に対して深堀していくグループワークです。目的はプレゼンテーターの問題を解決することではなく、他人のケースを通して参加者全員の人生の棚卸をすること。継続することで、問題の原因やとらえ方などに変化が訪れ、自己肯定感が上がっていくという仕組みになっています。守秘義務を徹底し、黒魔女モデレータの元に進行しますので、安心してご参加いただけます。

R:それから、メンバーからの影響は大きかったと思います。相手が忙しくてなかなか自分に時間を割いてもらえずに苦しんでいた時に、何度も傷つきながら経験を糧にして行動をし続けたメンバーのHちゃんが、本当にピッタリのパートナーと出会って結婚が決まったりして。

白魔女:Hちゃん、彼の年収が自分よりも低かったんだよね。

R:そうなんです。でも、結婚の話が出始めた頃に、彼がHちゃんを銀行に連れて行って、残高を見せたんですよ。そしたら自分より年収低いのに貯蓄額がかなりあって「これを君のために使いたい」って言われたと。自分にとって大事なのは年収が高いことではなく、経済観念が合うことだとわかったから結婚を決意した、というエピソードにハッとしまして。

白魔女:どういうこと?

R:私がここまで婚活で拗らせているのは自分にも何か思い込みがあるからではないかと思ったんです。そこで、サバトのFacebookグループに、上京してから付き合った男性の振り返りを投稿してみたら、「結婚したいとか言いながら、実は落ち着きたいと思っていなかったこと」に気づいたんですよ。上京したばかりだったこともあって、イケてる男性とときめく恋したい、みたいな。スマートで仕事ができる男性ばかりに目がいっていたんですが、本当にそれって私に必要なのかな? と思い始めました。

白魔女:相手の年収や仕事、年齢などの条件をなんとなくで設定している人は多いよね。

R:振り返りをたくさん書いて気づいたのは、ハイスペ男性に自分を見ていたんだなということ。本当は私自身が「ハイスペック」になりたかったんです

高校時代、難関大学を目指したかったんです。でも、周囲から「無理しなくていいんじゃない?」「国立より私立の方が合ってるんじゃない?」と言われて、自分もそれ以上は反論することもなく従ったんですね。でも、後輩が自分の意思を貫いて私が目指したかった大学に受かった時、私ももっと頑張ればよかったと後悔したんです。

そのことを思い出して、「パートナーにハイスペックであることを求めるのではなく、自分自身が仕事で成果を上げて、ハイスペックになろう」と腹が決まりました。同時に、パートナーシップにおいて自分にとって本当に大事なことが何なのかを再設定しました。

そんな時に出会ったのが今のパートナーなんです。

「上限プラス5歳」から年齢制限の上限を外したら夫と出会えた

白魔女:3つのYESは作ったのかな?

R:はい。最初に出てきたのが「落ち着いた人」でした。白魔女の勉強会で、私の素質からすると、「私のことを優先してくれる人」が大切だと知りました。そこで、これまでのように仕事に闘志を燃やしている人よりも、ある程度プライベートも大切にしている人に目を向けてみようと思いました。具体的には、20〜30代よりも40代以上の方が、時間の使い方も上手だったり、仕事が落ち着き始めたりする人も増えてきているのではないかと考えて、それまで相手の年齢は「上限プラス5歳」で設定していたのですが、年齢制限の上限を外したんです

白魔女:彼、確かRちゃんより10歳以上年上だったよね? ここで上限外さなければ出会えなかったわけだ。

R:そうなんです。お互いを高め合える相手がいいと思ってましたが、安らぎや安心感の方が自分にとっては大事だと気づいたので、年上もいいかもしれないと。

R:次は、言葉と態度で気持ちをちゃんと表現してくれる人。最後は「愛嬌のある人」です。夫は戦略的甘えん坊なんですよ。たとえば私がちょっと彼にイライラしてしまった時にも、「Rちゃ〜ん!」とすり寄ってきて、「どうしたの? 僕なんかやっちゃった?」と言ってくれるんです。その時の表情が子供みたいで、可愛いから許せちゃう(笑)。2と3は連動していますね。

白魔女:結婚を意識したのはどんな時でしたか?

R:前述のフォーラムで、黒魔女から「私はニュースについて議論するのが好きだけど、夫は全然関心なくて真逆。でも、とにかく空気感が楽なのよ」という話を聞いて、その時は「そんなことあるんだ」くらいに思ってたんです。

夫と付き合って最初のゴールデンウイークがコロナ禍だったこともあって、2人で4〜5日家の中で過ごしたんですけど、それが本当に楽だったんですよ。気を使わなくても安心できたんです。そしたら彼も同じことを思っていたみたいで。一緒に暮らして一年になりますが、この時の感覚は変わってないです。

「魔女のサバト」は理想が高くなり過ぎていることに気づかず、「どうして私は一人なんだろう」と悩んでいる人にオススメだが、追い詰められないと聞く耳は持たない!?

白魔女:最後に、魔女のサバトをオススメしたいのはどんな人ですか?

R:かつての私のように、自分にとって何が必要かをわかってない人におすすめしたいです。マチアプでも相談所でも、どうしても男性をラベルで見ちゃうってあると思うんですね。それが本当に自分に必要なのかをわかってないと長期戦になりやすいと思うので。

それから、婚活してると落ち込むこともあります。そんな時に、聞いてもらえる仲間がいると、早く回復できたり勇気が出たりすると思います。ただ、自己開示が苦手な人はちょっともったいないかなと思います

白魔女:確かに、Rちゃんのように気づいたことや振り返りを積極的に投稿している人が、早く結果を出す傾向にはあるね

R:まずは誰かの投稿にコメントするだけでも自己開示のトレーニングになるのでいいと思います。

白魔女:Rちゃんの時代にはなかった青魔女のマーケティングスキルを生かした婚活講座も人気ですよ。

R:理想が高くなり過ぎていることに気づかず、「どうして私は一人なんだろう」って悩んでいる人には、たとえば「年収1000万円以上の30~40代独身男性の人数」などを見せることで、戦略を見直すことにつながりそうですね。

青魔女

体重80kg台、激務というハンデを超えて百発百中! 狙った相手を落とし続けてきた私の技術の根底にあるのは、P&Gで培ったマーケティング戦略でした。婚活はもちろん、マーケティング基礎講座としてもお役に立てる内容です。

白魔女:理想が高いことは悪いことではないのだけど、その条件が自分の人生に本当に必要かどうかだよね。もしかして、王子様は推し活でいいのかもしれないし。

R:まあ私の場合は、まずは自分の思う通りにやって「もう懲り懲りだ…」と納得したから軌道修正できたので、味わい尽くすことも大事なのかもしれません。荒療治ですけど(笑)。

白魔女:もう待ったなしで本気で人生なんとかしたいと思わないと聞く耳持たないしね

R:かつて、ハイスペと結婚したいと思っていた頃の自分が相談してきたら、「その人は仕事命だからあなたには時間割いてくれないよ。収入とキャリアと時間を両立している人は世の中たくさんいるから、そういう人から選んだ方がいいよ」と言うと思いますが、多分聞かないかな(笑)。

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この記事を書いた人

1991年、株式会社リクルートに入社。新人MVP賞を受賞。94年、株式会社キャリアデザインセンターに転職し、広告営業で同社初の売上1億円を達成。2001年、日本初の総合職女性向けキャリア転職マガジン「ワーキングウーマンtype(現Woman type)」を創刊、編集長に就任。2005年に独立し、株式会社はぴきゃりを設立。婚活予備校「魔女のサバト」代表。著書に『ハッピーキャリアのつくりかた』(ダイヤモンド社)、『やっぱり結婚しなきゃ! と思ったら読む本: 35歳からのナチュ婚のすすめ』(河出書房)など多数。

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