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残念な男を引き寄せるオーラの正体が、見えてしまった

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顔が死んでいる女性
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痩せたら結婚できる。とまではいかなくても、彼氏はできる。これはもう恋愛界で信じられている神話です。

確かに80kgより48kgは男の食いつきが良くなりやすいですし、ふくよかな女性は結婚相談所でも「まず痩せろ」とは言われます。でも「痩せたら結婚できる、もとい、痩せねば結婚できない」っていうのは嘘 of 嘘だなと思ったわけです。実際に、自分が痩せてみて。

目次

ダイエットして性犯罪に遭った話

以前、15kgダイエットしました。もともと太り過ぎだったんですが、とにかくエイヤっと痩せたのです。王道のカロリー制限と筋トレという、ボディシェイプもシュッとするやつを頑張りまして。そして、私がダイエットから得たアウトプットは「性犯罪に遭う」というものでした。

私がその日いたのは、普通のカウンター和食屋で。私は常連。しかも私のパートナーも通う店でした。そこで偶然にも、客が私だけになったとき、店主が「痩せたのは、俺のことを口説きたいからでしょ?」と無理やりキスしてきたわけです。

もちろん通報が発生。パートナー、ブチギレてメチルアルコールを店主に盛ろうとする。いや何でやねん。それからしばらくトラウマで飲みに行けなくなったわ。

残念な人を引きつけるオーラの正体

で、こういう体験は私だけかと思ったら、まあまあ経験している人がいるわけです。痩せる、可愛い服を買う、ネイルを塗ってみる。そういう「エイヤ」に対してなぜかストーキングされたり、襲われたりする。

これはもう、「痩せればいい」話ではなくて、残念な人を惹きつける何かがあるわけです。

「残念な人を引きつける何か」といったらあまりにも曖昧なのですが、調査では ASD (アスペルガー障害)の成人男女では、健常女性や男性に比べて 2 ~ 3 倍、性暴力が多く発生していることが分かっています。

少なくとも 1 回以上の性暴力被害に遭った割合については、 ASD の女性では78%、健常女性では47.4%と大きな差があります。つまりASD要素というのは、「残念な人」との遭遇率を上げてしまう可能性があると。

で、ASD要素をざっくり書き出すと、そこには「相手の言うことをそのまま信じる」「基本、性善説で生きてる」「断ることが苦手」などが挙げられます。別の調査でも、こんなコメントが挙がっています。

(断れないので)どんどんつけこまれて、でもなんか、この人傷つけたら、ちょっとすごく申し訳ないっていう。

発達障害者への性暴力の実態に関する調査

「いやです」とか「お断りします」とかって、言えないように育てられていた

発達障害者への性暴力の実態に関する調査

こういう特性って、「残念な人」からは「僕を受け入れてくれそうな女性」に見えてしまうわけです。嫌な相手から告白されても「キモっ」とか言って笑いものにせず「一度は恋人候補として検討しなきゃ」と考えるし、清潔感とか多少なくても許してくれそうだし、突然のトラウマを語っても「こいつ、メンヘラ?」とか思わずに話を聞いてくれそうだし。

ASD=襲われるのは仕方ない、という話ではなくて。むしろASDじゃなくても、こういう対応を取りやすい人、いい感じに言えば慈悲深く、悪く言えばチョロい人っていうのは、痩せようが美容に手間をかけようが残念な男がウヨウヨ寄ってきてしまうわけです。嫌すぎる。

残念な人を弾くバリアを意図的に作る

で、こういう女性は意図的に「私は自分を害する人間を相手にしませんが?」というオーラを作る必要があります。なかでもこれは差があった!というのをここから紹介したいと思います。

舐められないオーラづくり1:化粧を強くする

化粧を濃くする、ではなくて強くします。舐められないメイクとは、愛されメイクの対極にあるやつです。茶色系のチークを直線的に引き、眉毛もぼかさないで、シュっとしたラインを引く。アイラインも黒系リキッドでバキバキに引く。リップは赤みも深く強い感じで。

これをやってから、本当に舐められなくなりました。逆にうっかりすっぴんやピンク可愛い系のメイクでうろうろしていると、すぐ変な男が寄ってきたので「有意に差があるなあ……」と感じたことでもあります。実際にビフォーアフターの写真を貼ってみますね。

BEFORE

画像1

AFTER

画像2

アフター写真のほうが明らかに強そうでしょう。周りからは「皇室レポーター」に寄ったと言われていますが、たしかに皇室レポーターのメイクはすきがない。メイクレッスンにオンラインで通いました。よかったです。

舐められないオーラづくり2:拒絶の言葉を練習する

拒絶が下手。これはもう、残念な人を寄せ付けるキーワードです。で、拒絶を上手にするポイントは「拒絶のボキャブラリー」を増やすことです。

「あ?」と条件反射で言えるようにする。これだけでも痴漢やら何やらに効果があります。いつも「あ?」って言えていますか?発声練習しましょう。あ?

次に、もう少しだけマシ、でも結構怖い拒絶の言葉も発生練習しましょう。私の場合は「私にはわかんないですね」「セクハラです」「やめてもらえますか」とかです。これを発して止まらない男は「あ?」って言ってもいいよ。ニコニコ応対する必要とか、取引先だろうが上司だろうが一線を超える人にはないんですよ。でも練習していないと言えないので、練習しましょう。声出してこ。

さらにマイルドなバリアとして「そういうの私は好みじゃないかな」「それ彼氏だったら無理っすね」などがあります。相手を直接刺しには言っていませんが《わかれよ?》という言霊を込めた話ですね。これで分かってくれない人、だいたいやばいのでどうせ次のステップまで進んでしまうのですが。

こんなわけで、いろいろ試して被害に遭う数は減ってきたかなーと思います。さらなるバリアの貼り方、いい相手の選び方についてはぜひ、書籍『やっぱり結婚しなきゃ!と思ったら読む本』をお手にとってご覧ください。

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この記事を書いた人

1987年生まれ。慶應義塾大学卒業後、外資メーカーで勤務してのち、独立。 婚活予備校「魔女のサバト」主催者のひとり。書籍『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門(イースト・プレス)』『やっぱり結婚しなきゃ! と思ったら読む本: 35歳からのナチュ婚のすすめ』(河出書房)など多数。

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