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魔女のサバトとは、結婚してもしなくても、“自分オリジナル”の幸せをとことん探究できる場所である

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こんにちは。婚活予備校「魔女のサバト」白魔女こと金沢悦子です。魔女のサバト10周年を記念して、卒業生、現役生と「魔女のサバト」についてぶっちゃけトークしました。今回はi-color(素質)診断で価値観グループの違う3人、Kちゃん、Eちゃん、Tちゃんに集まってもらいました。

白魔女

i-colorとは、主に金融機関との共同研究で開発された、生年月日からその人の持つ価値観や成功パターンを診断できるアセスメントツール。大手企業の人事やマーケティングにも利用されているんですよ。今回は、価値観の3グループ(YOUグループ、Iグループ、THEYグループ)からそれぞれ対談に参加してもらいました!
i-colorをもっと知りたい方はこちらから>>

白魔女:まずはYOUグループのKちゃん。魔女のサバト参加中に彼と出会い39歳で結婚。41歳直前に出産し、医療系の専門職と育児を両立中です。

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YOUグループってどんな人?
「世のため人のため」がエネルギーになる人格者タイプ。恋愛では世話を焼きすぎて胡座をかかれる傾向が。自分が気遣うのではなく、気遣ってもらえる関係が幸せのヒント。

白魔女:EちゃんはKちゃんとサバト同期生で、Iグループ。WEBデザイナーとして活躍しつつ、小学生向けの知育系ビジネスを準備中です。サバトを通じて、結婚という形にこだわらないパートナーシップが自分らしいと腹落ちしました。

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Iグループってどんな人?
自分の夢や目標を自分の力で形にすることに悦びを感じる実力者タイプ。恋愛ではフラれても諦めずに何度もアタックしがち。「落とす」ことではなく「幸せになること」を意識するのが◎。

白魔女:3人目は現役生のTちゃん。外資系企業で営業をしています。離婚後にマチアプで出会った男性と付き合うもうまくいかずサバトへ。昨年末から結婚を考えられる彼と出会いお付き合い中!

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THEYグループってどんな人?
可能性を感じる場所で光り輝く自分を目指すカリスマタイプ。恋愛では理想が高い傾向があり、婚活では長期戦になりがち。年収などのスペックだけでなく、自分にとっての「安心」を言語化することにヒントあり。

目次

仕事に趣味に頑張りすぎてバースト。この出来事が結婚を考えるきっかけに

白魔女:Kちゃんはもともと白魔女がやっているキャリアの学校「はぴきゃりアカデミー」の1dayセミナーを受けてくれたことが魔女のサバトを知るきっかけだったのよね。

Kちゃん(以下K):そうなんです。ちょうどその頃、「YOUグループ」×「長女」の気質を極めすぎちゃって、仕事も、趣味も、勉強も、200%ぐらいやりすぎていました。趣味の世界でもお節介しすぎて人間疲れしちゃって…。その時にたまたま「はぴきゃり」を見つけて。1dayセミナーを受けたら、仕事は今の専門職で間違いないって自信が持てました。

その後、はぴきゃりのメルマガの中で「魔女のサバト」の夜会のお誘いがあって。「サバト? 夜会?」って、ちょっと怪しい感じはしたんだけど(笑)、「今まで結婚は考えないで来たけど、考えてみてもいい時期なのかな」って、もしかしたらそういう思し召しなのかなと思って参加してみたんです。

夜会に参加したら「これはいい!」と思って、その場で「入会します!」ってお金と申込書をバシーッと叩きつけました(笑)。

白魔女:それまで結婚を考えていなかったのに、「パートナーがいてもいいな」って思ったのはどんなきっかけ?

K:私、ハマりやすい性格なので、仕事と趣味に全力だったんですが、「もう無理!」ってなって趣味を全部やめてみたら、「あぁ、パートナーがいる人生もあってもいいのかも?」と。時間ができたことが大きいですね

白魔女:魔女のサバトで学びながら、具体的にはどのように婚活しましたか?

K:「en婚活」と「キャリ婚」にも登録しました。「en婚活」のほうでSEをしている男性とマッチングして、7回も会ったんですよ。

白魔女:なかなかの回数ですね。

K:サバトの勉強会の度に同期のみんなに相談していました。彼のi-colorがコーラルで、たまたまコーラルが多い期だったので、i-colorコーラルのリアルな気持ちを教えてもらってました。

「コーラルは『勝てる』と思うまで絶対付き合うって言ってこないわよ!」

「7回も会うなんて、さすがに勝てるって思うよねぇ」

とか言って、けっこう盛り上がっていました。サバトの安心・安全な秘密のスペースで、みんなに私のぶっちゃけを聞いてもらえたのは本当にありがたかった

2人の候補の中で揺れ動く。魔女のサバトで見出した「3つのYES」が決め手に

K:そんな時に、自分が卒業した大学で、お世話になった先生が栄転することになって、講師か准教授の枠が空くことになり「ちょっとやってみてもいいかな」と思って応募したんです。

コーラルさんとデートしつつ転職活動もやっている頃、知り合いから「男の人を連れていくから、一緒に飲みに行かない?」って誘われて。

白魔女:2人の男性が土俵に上がったわけね。

K:はい。実はコーラルさんに転職の話をしたら、色々質問されて、だんだん上司に業務報告しているみたいな気持ちになっちゃって…。彼としては大学病院に勤めて安定している女性だと思っていた私が急に転職とか言い出したから、戸惑ったんだと思うんだけど。

そもそも3〜4回ぐらい会って、よければ付き合うじゃないですか。そういうことは言わないくせに、転職に関することを質問攻めされて。

そんな矢先に知り合いが紹介してくれたのがi-colorイエローさん。

白魔女:そっか、コーラルさんとのやりとりでテンションが下がってきていたところに、イエローさんが出てきたんだ。

K:そうなんです。飲みに行った時に転職のことを話したら、初対面にも関わらず「口に出しているだけで、夢は叶うほうに向かっていると思いますよ」なんて言うんですよ。

白魔女:その一言が、信頼できそうに感じたのかな。

K:そう。コーラルさんは私の内面じゃなくて状況ばっかり聞いてくるのに、イエローさんは会って間もないのにそんなことを言ってくれて、「この応援するスタンスはなんなんだ?」っていう

その後、渡した名刺を元に姓名判断をしてくれて、「Kさん、長崎に旅行に行くって言っていましたよね。ちょっと字画が悪いから、くれぐれも危険がないように無事行ってきてください」とか言ってくれて。それからも字画のことでまた伝えたいことがあるからって言われていたんだけど、その時、私は転職活動で忙しかったから、「1か月ぐらい会えないので、いろいろ済んだらまた2回目会いましょう」って約束だけしておいたんです。

実は彼は職業がお坊さんだから、拝むのがルーティンなんですけど、後から聞いたら、待っている1か月、拝んでいる間に頭の中に私がいっぱい出てきたらしいんですよ。それで、いざ1か月後に私の病院に迎えに来てくれた時に、初めて会った時と雰囲気が違って、ドキッとして2度目惚れしたんだって。

白魔女:素敵!

K:大して何も変わっていないと思うんだけど(笑)。私はそんなことにぜんぜん気づいていないから、その後も彼に電話でコーラルさんとの婚活相談をしていたんですよ。「ちょっと聞いてくれる〜?」って。それもぜんぜん嫌がらずに付き合ってくれるし、ごはんに行っても、ワインバーに開店から閉店まで6〜7時間、ずっと2人でいられるぐらい居心地がよかったんです

そんなこんなしているうちにイエローさんに告白されて、好かれていたことにやっと気づいたんですよ。私はずっと友達と会っているつもりだったから、「そういうのだったんだ」って。でも、何も気にしないで長い時間しゃべっていられるし、一緒にいて苦じゃないし、気を使わなくていいってすごいことだなと思って、「じゃあ、お付き合いお願いします」ってなったんですよね。

白魔女:それって「3つのYES」に当てはまっていたってことかな? 

白魔女

「3つのYES」とは理想の人生を描いた上で、そこにいるパートナーの条件を3つに絞ってキーワード化する魔女のサバト名物ワークです。3つなら自分も覚えられるし、誰かに伝えやすい。出会いの3割は紹介ですからね。具体的であればあるほど、リトマス試験紙のように、ぴったりの相手が現れたことを瞬殺で判断できるスーパーツールなんです。

K:この座談会の前に探したらありました、3つのYESのワークシート! まず1つ目は「居心地がいい」。

白魔女:今話していたことだね。

K:そう。そこに「私がこれまで知らず知らずにやっていたお母さん役・お姉ちゃん役が発動せず、初めて等身大でいられた。私が家で仕事を持ち込んで作業していても、ほったらかしていることに罪悪感がないし、作業に集中して存在を忘れるくらいに空気のようになってくれている」とメモ書きしてありました。

2つめは「安心感」。「お坊さんのせいなのか、小さなことには影響されず、何とも言えない落ち着きがある。修行のせい?(笑)」って書いてある。「私より彼の好きの分量が多く、大事にされている感じがある」。あと、「彼のi-colorがイエローで、安心・信頼を大事にするから嘘はないし、心を許したらオープンすぎるくらいなので、会わない日も、連絡を取らない日も、不安にならない」。

最後、笑えるのが、「匂いが好き」。

白魔女:それ、本当に大事!

K:「これは私もびっくり(笑)」って書いてある(笑)。「いつもお祈りするから、お香の匂いを身にまとっていて、その匂いを嗅ぐとすごくリラックスすることが判明。動くアロマディフューザー」って。高いお香を使って拝んでいるからですね(笑)。

腐れ縁の彼と結婚するべきかどうか決着するために魔女のサバトへ参加

白魔女:Eちゃんは結婚を考えていた人がいたんだよね。魔女のサバトに参加して、どんなふうに変化していったの?

Eちゃん(以下、E):私はもともと結婚願望が低かったんです。両親が国際結婚で、夫婦げんかが国同士の争いって感じで激しいんですよ。それで小さい時から、「愛し合っている2人がこんなにケンカするなんて…結婚ってなんだろう?」って考えていたので、結婚に対してネガティブな気持ちがあったんです

結婚って、相手だけじゃなくて家族も関わってきますよね。私が子どもの頃は国際結婚は少なかったから、個性が強いうちの両親を理解してくれる人って少ないんじゃないかなっていうのもあって。

でも、同時に「絶対に結婚したくない」っていうわけでもなくて。時が来れば自然にできるものかなと思っていたんです。若い時は「結婚してほしい」って言われても、「やりたいことがあるから無理」みたいにお断りすることもけっこうあって…

白魔女:それはIグループのあるあるだよね。結果を出すことに悦びのあるこのグループの方々は、自分の夢とか目標を追い求めている時にプロポーズされたりすると、「私にも計画があるのに!」ってなる。

E:そうなんです(笑)。自業自得なんですけど、そんなこんなで年齢を重ねていったら、まわりの友達はみんな結婚し家庭を持ち、すっかり落ち着いてしまって。

Kちゃんに出会ったのは、たまたま友人から誘われた婚活コーチングの体験会に参加した時でした。その時に「魔女のサバト」に参加するんだという話を聞かせてもらったんですよ。その頃、結婚を期待しながら、腐れ縁的に9年つきあっていた人がいて、どうしたら結婚できるのか、あきらめた方がいいのかと悩んでいて、「一度ちゃんと、自分の結婚について、向き合わなきゃダメだ」って思っていたので、怪しいネーミングだったけど(笑)、すごく魅力的な魔女のお2人(当時は黒魔女、白魔女で運営。後に青魔女が参加)だったので、何か学べるものがあるかもしれないと思って参加しました。

結婚相談所で「バリキャリ」のダメ出し。「男性を支えろ」に違和感

E:実は、魔女のサバトに参加する前に結婚相談所に行ったことがあるんですけど、とにかくいろいろ言われて、「私は結婚には向かないんだな」って思っちゃって……。

白魔女:えっ、どんなことを言われたの?

E:まず、「男性は、仕事をバリバリやりたい女性は好きじゃない」って言われて、「えっ!?」て(笑)。

白魔女:「仕事バリバリを隠しなさい」みたいな?

E:そうそう。しかも、話をしていくうちに、さげまんみたいなレッテルも貼られるし…。「あなた、男性を支えないといけないわよ」みたいに言われ続けて、私もだんだん頭に来てしまって。「私の方も支えてもらいたいんですよ!」みたいなことを言い始めちゃって(笑)。

「同志みたいに支え合いたいんですよ」「女性が一方的に支えて、自分の夢を諦めるなんてできない!」って言ったら、もう「勝手にやれ」っていう雰囲気になったことがありました。

でも、サバトに行ってみたら、2人の魔女が「女性がキャリアを持って、夢を叶えながら、直感を生かして婚活するのが一番いいのよ!」って言ってくださったから、それに勇気をもらって、すごくポジティブな気持ちになったんですよ。

私はIグループだから、今まで男の人に対して一方的なコミュニケーションをしていたんだなっていう気づきもありました。白魔女のi-colorをもとにした男の人とのコミュニケーションについてのお話は目から鱗で。魔女のサバトで学んだことは素直に「やってみよう」って思えて、受講中はすごく楽しかったですね。

魔女のサバトで得たのはパートナーがいてもいなくても幸せに生きられる自分軸

白魔女:魔女のサバトに参加して「結婚に対して自分軸を整えられた」ってアンケートに書いてくれていたけど、それって具体的にどういうことですか?

E:結婚って「この人と結婚することによって誰かに喜んでもらえる」「この人に選んでもらえた私は幸せかも」みたいに他人軸になりがちじゃないですか。例えば両親とか、まわりがどうこうじゃなくて、「本当に自分としてこの人と結婚してステキな一生を送れるのか?」って、自分としてどうしたいのかをちゃんと考えなきゃいけないなって、魔女のサバトを通して思うようになったんです。

今まで、「結婚すると女性は損をする」っていう考え方がすごい強かったんです。他人軸として、相手のために自分の夢を諦めなきゃいけないとかネガティブに思いがちだったし、当時、白魔女が「10年経っても結婚しない相手はやめた方がいいと思うよ」とアドバイスしてくださったことを思い出して、今振り返ると、腐れ縁だった彼とは、何年も一緒にいても、私は自分の夢を彼に語ったことがなかったこと、語れなかったことが、究極に他人軸で生きていたなと気づけたんですよね。

自分軸を整えられたと書いたのは、自分の結婚観をきちんと決めておけば、自分の求めるパートナーに出会えると信じられるし、探せると思えたこと。現在、パートナーがいなければいないで、自分で選んだ道なのだから、自己責任だと思って、さっぱりと生きていけばいい、みたいなことを思えるようになりました。

結果を出している参加者がやっている「自分ごと化」

白魔女:Tちゃんは現役生の中でも群を抜く行動力の持ち主です。

Tちゃん(以下T):「サバト進研ゼミ生」って言われています。

白魔女:本当にその通り(笑)。勉強会にしろコミュニティ内で飛び交う情報にしろ、いいと思ったら素直に取り入れる。その行動力はどこから来ているんでしょうか?

T:素直になんでもやってみようと思ったのは、前職で受けた女性登用の研修がきっかけなんです。

「殻を破るには」とか、「自信を持つには」とか、「コネクションを作るには」みたいな研修を受けたんですけど、そういう大義みたいなものをいきなり突きつけられてもよく分からなくて。だけど、与えられたものをお題に自分で考えたり行動することで何か見出せるのかなと思って

研修の中で「女性はリスクを取らない。それは居心地がいいから」みたいな話があったんですけど、「別に居心地が悪くなれば苦しいし、そこのリスクは取るんじゃない?」みたく、自分なりの解釈をつけていったら、実際に苦しい自分に気づいた時にリスクテイクして外資系の企業に転職してました。

なので、魔女のサバトに参加する時にも、与えられたものはまずやってみようと思って。やってみないことには文句も言えないし、いい悪いも言えないから、まずやってみよう、その中で自分でいろいろ考えて取捨選択をしていったらいいのかなっていう気持ちで取り組むようにしてきました。

白魔女:なるほど。ここまでやってみて、何か発見はありましたか?

T:やっぱり与えられたものをやっているだけじゃダメなので、サバトでの学びを「自分ごと化」するようにしました。

どうやって自分ごと化しているかというと、今はメンバー同士、Facebookグループで交流しているんですけど、そこに自分のスレッドを作って、日記のように行動したこと、感じたことを書きまくりました。それを読み返していくと、書き始めの頃は言っていることがちゃっちいなぁとか思うんですけど、だんだん自分の思考が深くなっているように感じていて。

最初は「こんなことがありました、嫌な思いしました」「男の人にこんなこと言われて、すごく嫌でした」という事実と自分の気持ちを書いているだけなんですけど、後半になってくると「なんで私はこの人のこの発言に嫌だと思ったんだろう?」とか、「どうしてこの人ともう1回会いたいと思ったんだろう?」とか、感情の根源に自分で迫っていっているんですよ。そうなってくると、3つのYESみたいに、自分が本当に何を求めているのかというところにたどり着きやすくなるんです。

例えば、私が「安心できる人がいい」って書き込んだら、白魔女が「Tちゃんの『安心できる』って、どういうこと?」とか、「Tちゃんの『安心できる』を言語化したいね」ってアシストしてくれるので、「じゃあ、私はどういう時に安心を感じるんだろう?」ってどんどん深掘っていけるんです。そうすると、3つのYESに落とし込んでいく時には「安心できる人」じゃなくて「俺通信をくれる人」みたいにめちゃめちゃ具体的になっていって、その人をより探しやすくなっていくんですよね

私にとって魔女のサバトは、与えられた課題をやって相手を見つける場というより、ワークを通して自分のことをどんどん知っていく作業の場なのかなって思っています。

過去の男性に「ありがとう」じゃなく、それで成長できた過去の自分に「ありがとう」

白魔女:もし良ければ、現時点のTちゃんの3つのYESを教えてもらえませんか?

T:1つ目が「些細なこと(口約束や約束時間)をしっかり守る」。2つ目が「知情意(知識・情報・意思)を自分の言葉で語ることができて、それを交換できる」。3つ目が「同じを喜び、違いを楽しむ」です。

前述のKさんのコーラルSEさんじゃないですけど、出会った男性も壁打ち材料になるというか。もともと話していて楽しい人がいいと思ったのは、元旦那さんと話していてもあんまり楽しくなかったっていう経験があったからで(笑)、今度パートナーになる人はお散歩していても楽しい人がいいって思うようになったんです。

お散歩していて楽しい人って、最高じゃないですか。一緒にごはんを食べていたって、旅行に行ったって、何をしたって楽しいっていうことだから。そういう人がいいっていうところから、次は「おしゃべりしていて楽しい人」に発展していって、そこからさらに「じゃあ、私はどういう人とおしゃべりしていたら楽しいんだろう?」って突き詰めていったら、「知情意を自分の言葉で語って、ただ語っているだけじゃなくて、それを私と交換しようとしてくれる人」っていうところにたどり着いた感じです。

白魔女:そう考えると、うまくいかなかった過去の男性も、意味が出てくるかもしれないね。

T:絶対にその人たちにはありがとうって言いたくないですけど(笑)。「そんな経験をした私、偉かったな、耐えた自分ありがとう」っていうのは言いたい気持ちです

K:私も、もしコーラルさんに転職の話をしていなかったら、そのまま結婚しちゃっていたかもしれない。そして「なんか違った」ってすぐ別れちゃったかもしれない。

彼も、その前にお付き合いしてきた人たちもですけど、Tちゃんが言ったように、「あなたに出会えてよかったわ」っていうより、「それで成長できた過去の自分にありがとう」っていう存在。

どの彼を飛ばしても、たぶんこうならなかったんですよ。コーラルSEさんと7回会った経験を飛ばしてもこうならなかったし、全部の経験が相まって今の私があるので、そういう意味で、出会った異性、もしくは私とご縁があって関わっていただいたみなさんには感謝しています

魔女のサバトってぶっちゃけどんな場所?

i-color診断で相手の素質傾向がわかれば性格の不一致を超えられる

白魔女:魔女のサバトに参加していて「ありがたかったな」って思ったエピソードがあれば教えてください。

T:これも当て馬じゃないんですけど(笑)。夏に少し付き合った「ゴールド氏」っていうのがいて。彼は前の彼女と音信不通になって、つらい中で私と出会って付き合うことになったんだけど、結局その1か月後、その彼女から連絡が来た時に、彼の中で気持ちが再燃しちゃって、「彼女を理解してあげられるのは僕しかいないから、ごめんね」って言われて、お別れしたんです。

「私、昼ドラ愛憎劇か何かに巻き込まれているのかな?」って、もうわけがわからなくて、家に帰って速攻サバトに書き込んだんですよ。「1か月でこんなことになって恥ずかしい」って。そしたら、「恥ずかしいことなんて何もないです」「Tさん、がんばりましたよ、すごい!」みたいなのがブワーッと来て、みんなあったかいな、優しいなぁって思って、本当に声を出して泣きました。そうやって励ましてくれたりする仲間がいたことは、すごくありがたかったなって思います

あとおもしろかったのが、サバトのコミュニティで「私にとって安心できる人は、俺通信を送ってくれる人」って書き込んだら、白魔女は「いや、それ、私はモヤるわ」って言うんですよ。そしたら、私と同じカラーの3人は「えっ? 私は好き!」って言うから、「i-colorで好き嫌いがあるの!?」って盛り上がって、みんなにアンケートを取ってみたら、本当に傾向が見えたんです!

You女子は、自分のことに何も関係していないとなんて返していいのかモヤる。だけど、ちょっとでも自分が関係していると「あぁ、私とつながっているのね」ってなってうれしい。

They女子は、やっぱり常に不安だから、「この人、私のこと考えている」とか、「私に心を許している」みたいなことを思って、好き。

I女子は、別にどっちでもいいかなっていう。「彼のことを聞きたかったら、私から送るし」「私が聞きたい時に言ってくれる?」みたいな、ちょっとかっこいい感じ。

そういう傾向が見えたので、「すごい、おもしろっ!」と思って報告書にまとめてみんなに共有しました(笑)。

今私が付き合っているのがコーラル男子なんですけど、まさに、すっごい俺通信が来るんです。でも本当に気まぐれで、来ない日は来ない。それも、事前にサバトでいろんな人の意見を聞いていて「Iタイプは気まぐれに自分がやりたい時にやる」っていうのがわかっていたから、そういうのも受け入れられるんですよね

3人のメンターと仲間がいるから安心して婚活できる

K:私は黒魔女の夫婦関係に刺激をもらいました。女性が大黒柱ってありなんだって。今は私が大黒柱的なスタンスなのですが、これは身のまわりにいないような夫婦のスタイルを実例として示してくれたことに影響されたと思います。

あと、黒魔女の何気ない問いかけがすごく深くて、それでけっこう「えっ?」て気づいて深掘りすることがよくありました。多くを語らないんだけど、確実に気づきにつながるキラーワードを言うんですよね、毎回。なんてすごいメンターなんだと思いました。

また、Tちゃんも言ってましたが、メンバーに恵まれたこともありがたかった。こんなに自立してステキな女性たちも、結婚や恋愛に関して同じような悩みを抱えていて、そういう人たちが安心して集える場所を作ってくれていることは、すごくありがたいことだと思いますね

E:私はやっぱりYouとIとTheyでぜんぜん価値観が違うことを知ったのは大きかったですね。それまでに付き合ってきた人のi-colorを調べて振り返ってみると、「あぁ、やっぱり!」みたいに思うことが多くて。

ちなみに、私もゴールドの男にはやられているんですよ(笑)。「昔の彼女のほうが……」って!自分のこだわりが強い男性が多いから、最終的に「あなたは自分で生きていけるけど、彼女には僕がいないと」みたいな話になっちゃうのかもしれませんね。

白魔女:えっ、Tちゃんと同じパターンじゃん!

E:そうそう。だからTちゃんの話を聞いて、「あっ、ゴールドまたやってるな」って思いました(笑)。

魔女のサバトはとことん自分オリジナルの幸せを探究していける貴重な場所

白魔女:最後に、「サバトはこんな人におすすめ」っていうのがあれば教えてほしいです!

E:婚活っていろいろ悩みが出てくるけれど、身近な人に相談するのは恥ずかしかったり、リスクが怖くて相談しにくかったりするじゃないですか。逆に、サバトはぜんぜん身近じゃなくて違う世界にいる人ばっかり、でも目標が近いっていう人の集まりなので、気兼ねなく相談ができるんじゃないかなと思います。だから、1人だとがんばれないかも、でもがんばらなきゃって思っている人にはおすすめです。

K:自分もそうだったんですけど、がんばりすぎていっぱいいっぱいになっている人ってたくさんいると思うんですよ。そんな時に、ちょっと1回立ち止まって棚卸しをしようかなっていう瞬間がきっと来ると思うんですよね。一度立ち止まって、「はて、仕事どうしようか?」「結婚どうしようか?」って、自分のことを考えられるようになったタイミングでサバトの門を叩くのが一番いいかなと思います。タイミングじゃない時に「魔女のサバト」って聞いても、ちょっと怪しげだし、扉を開く前に素通りしちゃう可能性があるので(笑)。

サバトって、安心・安全な場が確保されているじゃないですか。女性限定だし、みんなと話をする時には、傷つくようなことは言わないルールにしているじゃない。安心・安全な環境で、自分をさらけ出して、同じような悩みを持った人たちと励まし合っていくことができる数少ない場所だから、自分でそういうタイミングだなと思った時に、ぜひ扉を開いてほしい!

T:サバトみたいに、人と比べなくていい、自分オリジナルを追求していいっていう場って他にはなかなかないなって思うんです。

私が32歳で最初に結婚した時は、すでにまわりがみんな結婚していて、結婚できない自分が欠陥品のように感じたり、「結婚できない私ってやばいのかな?」みたいなモチベーションも少なからずあったんですよ。自分が結婚したい理由が漠然としていて、「まわりがしているから」っていう部分がけっこう多かったのかなって。

一方、サバトでやることっていうのは、「自分の理想の人生を考えてください、そこから自分の3つのYESを考えてください」って、とことん「自分」にこだわっていくんですよね。私たちは小学生の頃から同じランドセルを背負って、「出る杭は打たれる」で、みんなと同じでいないと仲間はずれにされたりするような環境で育ってきている世代だから、自分オリジナルを追求していいって言われることってあんまりなかったんですよね。

なので、人と比べちゃうことに疲れている人や、なんで自分が結婚したいのかわからない人は、サバトを通して自分オリジナルを深く追求してみてもいいんじゃないかなって思います。サバトで、セレブ婚した卒業生がいたじゃないですか。

白魔女:Mちゃんね。

T:この前のサバト10周年イベントで彼女も言っていました。「私はとことん稼ぐ男がよかった」って。自分に正直になって導き出した結果、それを叶えられたんだけど、「ハネムーンの最中でも相手は仕事をしていたし、レストランで2時間待ちぼうけしたこともあったけど、稼ぐ男だからしょうがない」って言っていて、「まさにサバト!」って思いました。

白魔女:そこなんだよね!「すごい稼いでる人だけど、子煩悩」みたいにダブルスタンダードを追いかけちゃう人が多いけど、そんな人はマンガの中にしか存在しないから。

本当にいい話ばっかりで、みんなそれぞれの幸せに向かって進んでいるのがわかってうれしいです。10年やってきて本当に良かった。今日はお仕事帰りでお疲れのところ、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

1991年、株式会社リクルートに入社。新人MVP賞を受賞。94年、株式会社キャリアデザインセンターに転職し、広告営業で同社初の売上1億円を達成。2001年、日本初の総合職女性向けキャリア転職マガジン「ワーキングウーマンtype(現Woman type)」を創刊、編集長に就任。2005年に独立し、株式会社はぴきゃりを設立。婚活予備校「魔女のサバト」代表。著書に『ハッピーキャリアのつくりかた』(ダイヤモンド社)、『やっぱり結婚しなきゃ! と思ったら読む本: 35歳からのナチュ婚のすすめ』(河出書房)など多数。

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