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“追いLINE”してしまう、デートに結びつかない…マッチングアプリのお悩みあるある 【おとうふ×川崎貴子③】

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魔女のテラス マッチングアプリのお悩みあるある
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「まじめで頑張っている女性ほど恋愛と結婚がうまくいかない……」そんな人に魔法をかけるべく、女性の人生のプロたちが結集した「魔女のサバト」。これは、“白魔女”こと金沢悦子さん、“黒魔女”こと川崎貴子さん、そして元サバト生で“妖精”ことトイアンナさんが、悩める女性と一緒に、自分らしく生きる方法を考え実践する婚活勉強会です。9年前に発足してから500人以上が卒業し、それぞれの幸せを手に入れています。

おとうふさんプロフィール
中央右:おとうふさん

これは、「魔女のサバト」のイベントレポート。スペシャルゲストは、『今すぐ!最高の彼に出会うための マッチングアプリ恋愛術』(KADOKAWA)の著者・おとうふさん。マッチングアプリのプロである彼女に、黒魔女・川崎貴子さんが鋭い質問を連投。マッチングアプリの恋愛や婚活のヒントにあふれています。1回目はマッチングアプリの基本について。2回目はプロフィールやアプリの使い方など具体的なアドバイス。そして、今回はコンプレックスとの付き合い方、会場での「切実な」質疑応答の一部始終を紹介します。

目次

コンプレックスとの付き合い方

川崎貴子さん(以下、川崎):マッチングアプリの婚活は、容姿が重視される傾向があると感じています。アプリが一般的になってから、「アプリに登録する前に、美容整形をしたほうがいいのでしょうか」と相談を受けることも。容姿がいい人ほど、「いいね!」が多いのは事実です。コンプレックスとはどのように付き合えばいいのでしょうか。

おとうふさん(以下・おとうふ):美容整形についてですが、手術後の顔が好きになれればいいのですが、術後の顔を「本当の私ではない」と思うような性格の人は、やめたほうがいいと思います。

川崎:容姿はその人の価値ではないのに、婚活市場では重視される。

おとうふ:ルッキズムの害悪が叫ばれ、ダイバーシティーと言われても、やはり婚活市場において、特に女性は外見と年齢が重視されます。だから容姿を気にしてしまうところはあると思うんです。その結果、美容整形を考えてしまうのもわかりますが、その前にちょっと踏みとどまってみるのもいいと思います。というのも、美容整形はお金も時間もかかり、リスクもあるから。それに思った以上にダウンタイム(痛みや腫れの回復期)も長く、回復に数カ月かかる施術もあるんです。この期間に婚活をしたら、いい人と出会えるチャンスがあるかもしれないんですよ。これが私のリアルな意見です。

川崎:婚活はタイムレース。合理的ですね。それに、美容整形は意外と一筋縄ではいかない。一足飛びに理想の容姿は手に入らないんですよね。

おとうふ:コンプレックスが強いなら、自分が納得いくような施術を選ぶのもアリ。私はメスを入れない埋没法で二重まぶたにしています。ヒアルロン酸も入れていますしね。おそらく、周りから見たら大差がないんですが、コンプレックスは改善されました。その結果、自信を持って婚活できるようになり、それが結婚に結びつきました。

川崎:最高にその人を輝かせるのは、自信。これこそが婚活には大切。

おとうふ:加えて2回目でお話した、戦略とフックです。この3つがあれば、鬼に金棒だと思います。限られているからこそ、輝かしい時間を無駄にせず、自分の幸せを手にしてください。応援しています!

川崎:ありがとうございます。いずれも自力で手に入りますね。皆さんも今日から意識してみてください。さて、ここから質疑応答に入ります。質問には、すべておとうふさんがお答えします。

「いいね!」した後の進め方がわからない

質問者:マッチングアプリで婚活しています。よく、男性から「いいね!」がきてマッチするんですが、メッセージが来ないんです。私からメッセージを送るべきなのか、相手がいいねをしたのだから、連絡を待てばいいのか、正解が知りたいです。

●おとうふさんのアンサー

これはとても多い悩みです。その前に「なぜ、この人は私にいいねをしたのに、メッセージを送ってこないのか」と考えるといいと思いますよ。その結果、考えられることは3つあります。1つ目は、とても人気者なので、同時に多くの人とやり取りしており、自分から送らなくてもいいと考えているということ。2つ目は、単に間違えてマッチしてしまった可能性があること。3つ目は、なんとなく「いいね!」して、写真をよく見たらタイプではないと思った。

それに、あなた自身も、本当にその人のことがタイプだと思うなら、自分からメッセージを送っていると思うんです。でも、あなたは「相手が『いいね!』をしたのだから、先にメッセージをしてほしい」と考えている。この場合、無理に自分から送らなくていいと思います。相手からメッセージを求めるなら、熱意のある人は他にもいるはず。ただ、マッチングアプリの場合、人気がある人は、基本的に自分からグイグイいきません。特にモテる人ほど、やる気が見られない場合もあります。

あなたは、モテる人をゲットしたいタイプなのか、相手から熱烈に求愛されたいのか、どちらでしょうか。ただひとつ言えるのは、女性からメッセージを送るとうまくいくことが多い傾向があります。受け身より攻めの姿勢のほうが可能性は広がりますから。加えて女性からグイグイこられたほうがうれしいという男性も多いです。婚活は短期間で結果を出したほうがいいので、私だったら自分からメッセージを送ります。相手の反応を見ながら、今後の付き合いを考えて行けばいいと思います。

結婚願望はどこまで開示したらいい?

質問者:結婚願望はどこまで開示すればいいのでしょうか。私はすぐにでも結婚したくて、プロフィールの目立つところに「結婚願望は強いです」と書いています。それなのに、メッセージで結婚の話をすると、やりとりが終わってしまうことが多いんです。

●おとうふさんのアンサー

まず、私の体験からマッチングアプリの使用目的の性差について話します。私の感覚では、女性の9割は婚活目的で利用していますが、男性の婚活ガチ勢は、実質1割くらいです。それ以外は婚活だと言いつつも基本的には恋活で、「いつか結婚するのかな」程度の認識なんですよ。

正直「女の子とデートして、あわよくばヤリたい」と言う人が圧倒的に多い印象があります。そういう人に、「結婚したいです」と言ったら、やり取りが途絶えてしまうのは自然な流れだと思うんです。それにマッチングアプリは、婚活のツールというよりも、出会いの機会を増やす装置だととらえたほうがいいです。

ですから、結婚願望が強い人は、結婚相談所を併用するといいと思いますよ。私はアプリで婚活をしていましたが、結婚という単語は、一言もプロフィールに書きませんでした。今の夫も出会ったときに、「俺、結婚願望は全然ないけど大丈夫?」と言われたんですよ。

それでも、夫は私と結婚しています……何が言いたいかと言うと、結婚願望の有無を越えたところに、結婚はあるんですよね。かつて「結婚願望はない」と言われたときも、私はそれを流して結婚という単語を出さず、結婚に仕向けていくという戦略を取りました。

一方で、結婚願望を明記して相手をスクリーニングするのもアリだと思うんです。どちらを選ぶかはご自身の選択次第です。

切り替えが下手な私、どうすればいい?

質問者:私は、相手からフェードアウトされたときに、次に切り替えるのがすごい下手なんです。リアルに会って「合わない」と思った相手にさえ、追いLINEしたくなってしまうんです。未練というか、切り替えが下手というか。これをどうすればいいか知りたいです。

●おとうふさんのアンサー

私も切り替えがそれほど上手ではないので、ルーティンを決めました。マッチングアプリで出会った相手とはランチで会い、夕方に友達と会う約束を入れていました。そこで感想を話したりグチを言ったりして、発散して気持ちを切り替える。

もしそういう友達がいないときは、行きつけのお店の店員さんに「アプリで会った人に振られちゃいました」と世間話をしていました。フェードアウトを切り替えるのは難しいので、人に頼ったのです。ほかにも、1人カラオケなどもおすすめです。

自分なりに発散するアクションを決めておくといいと思いますね。あと追いLINEをしたからといって、相手が好きになってくれることはありません。どうしてもしたいなら、1カ月後とかがいいと思います。男性の場合、「これだけ好きって言ってくれたのだから、付き合うか」という気持ちになる人はほとんどいないと思ったほうがいいですよ。

悪い条件もプロフィールに書いたほうがいい?

質問者:自分にとって悪い条件もプロフィールに書いたほうがいいのでしょうか。私は派遣社員なんですけど、非正規だと書いてブロックされたことがありました。書かないのも不誠実な気がして……。

●おとうふさんのアンサー

あなたの性格にもよります。後で派遣社員だとわかり、断られたときに精神的ダメージが強く、次に進めなくなってしまうなら、先に書いておいたほうがいいと思います。

一方で都合が悪いことは一切書かずに、出会いの間口を広げる考え方もあります。私はこちらのタイプで、とにかく出会いの確率を上げることを優先していました。あなた自身がどうしたいかを考えて、対応を決めたほうがいいと思います。

なかなかデートに結びつかない

質問者:なかなかデートに結びつかないんですけど、どういうやり取りをすればいいのでしょうか。

●おとうふさんのアンサー

マッチングアプリにおいて、女性は受け身の態勢でもいいのですが、「私はこういうことをしたら楽しい」というのをアピールしまくるといいです。例えば、「このお店に行って、この料理を一緒に食べてみたいんです」と言うとか。

そうすると、多くの人が「今度食べに行きましょう」と返してくると思うんです。返ってこなければ「お嫌いじゃなければ、一緒に行きましょう」と送るとか。デートの提案をする人は相手からも好意的にとらえられますので、率先して自分の希望を伝えるっていうのは大切かなとも思います。

相手に合わせるのが得意!つい無理しちゃう

質問者:デートに行けると、その場を楽しみたいという思いが強すぎ、自分の条件に合わない相手に合わせてしまったり、会話を拾いすぎてるかもしれないと思うことがあります。条件へのこだわりを、どこまで譲歩できるかその境界線が知りたいです。

●おとうふさんのアンサー

私もあなたと同じタイプです。相手のことを、全部ポジティブに解釈しちゃうんですよ。相手のことを肯定的にとらえてしまうので、ダメ男に捕まったこともありました。そこで学んだのは「私にとってのNG」を明確化すること。

例えば、私は遅刻は許せるタイプなのですが、それではダメ男が寄ってきてしまう。それで「遅刻はOKだけれど、誠意を持ってリスケが提案できる」という条件を設定しました。

自分なりの「このルールを破ったら絶対に関わらない」という線引きを明確にしておくのは大切。ほかにも、「お金の話をされたら絶対関わらない」「友達の悪口を言った人とは関わらない」なども考えられますね。

相手への不満や直してほしいことがあったら…

質問者:おとうふさんは結婚しましたが、お付き合いした当初、お相手に不満とか、直してほしいなと思うようなことはありましたか? またそれをどう伝えたのでしょうか。

●おとうふさんのアンサー

直してほしいことはたくさんありますし、今もあります。でもそれは私は相手に伝えません。それよりも、「どうやったら一緒にいられるか」を一緒に考えました。私の夫はとても嫉妬深く、連絡が数時間取れないと「さみしい」とか「どこにいるの?」などの連絡がきていました。

これに対して「やめてほしい」と言うのは簡単なんですが、根本的な解決にはならない。私は「この人は過去に何かあり、恋人への不安感や不信感が強い」と考えたのです。その結果、夫に「私が心配なんだね。それなら、出かけた先でこれから帰るよと連絡すればいい?」と提案したんです。夫は「それなら安心。そうしてほしい」と言いました。

その後、夫の嫉妬のようなLINEがくることはなくなったのです。相手の行動の背景を考え、自分はどこが寄り添えるポイントなのか、着地点を考えるといいと思います。その結果、ダメならば、今後も一緒にいられないと思います。お互いに話し合いで解決できることは、改善していくといいと思いますよ。

「マッチングアプリは出会いの大海原」とは、黒魔女・川崎貴子さん。そこで航路も定めず、戦略と指針がないままでは、遭難してしまう可能性が高い。マッチングアプリという大海に乗り出し、身をもって学び続け、結婚という目的地に到達したおとうふさんの経験は、迷える私たちの指針になるはずです。まずは、航海に必要な「自信」そして「戦略」、「3つのYES」からの「フック」を整えて、プロフィールを見直す。その後、海に乗り出せば、きっと見える景色が変わっているはずです。

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この記事を書いた人

「魔女のテラス」編集部です。私たちは女性の結婚を応援するメディア「魔女のテラス」を運営しています。代表3名の共著『やっぱり結婚しなきゃ! と思ったら読む本: 35歳からのナチュ婚のすすめ』(河出書房)を、ぜひご覧ください。

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